【今日の料理】 2011/6/24 夕食
今日の熊谷は,なんと39.8℃を記録したそうです.熊谷の夏は,まだ2年目なのですが,6月でこの気温とは,恐ろしいことです.我が家の温度計は,37℃超でした.風は,入ってくるのですが,内陸特有の熱風です.常時,ドライヤーをかけているかのようです.
6月中は,なんとかエアコンなしで乗り切ろうということで,娘(4.3ヶ月)を,普段使っていない部屋に移動.こちらは,日当たりが悪いため,気温は33℃と低めでした.濡れたガーゼを頭にかけたり,麦茶を飲ませたりして,扇風機を回して,どうにかしのぐことができました.
この調子だと,今年の熊谷,最高気温の日本新記録が期待できそうです.(これまでの最高気温は40.9℃.2007/8/16に記録)

★米飯
★ダシダスープ,たまねぎ・卵・わかめ
★めかじき香草焼き,トマトソース
だいぶ前に買いおきした,冷凍めかじきを使いました.小麦粉を振り,パセリを振って,焼いたものです.トマトソースは,にんにく・たまねぎ・にんじん・ピーマン・キャベツを炒めて,ホールトマト缶詰を加えたものです.味付けは,塩と砂糖です.
めかじきが,ゴムのようで,残念ながら今ひとつの味でした.
★きゅうりおかか和え
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【今日の料理工学】 「いい包丁」を買いました!~15000円の印象は
これまで,何回かに渡って,「いい包丁」を探してきました.そして,前回までの考察で,最終的に,私の求める包丁は,以下の製品だと結論しました.
・製品 :MCUSTA VG-10デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat42/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :代表価格14910円,定価14910円
予算が10000円に対して,この包丁は15000円と,価格が高いのが難点です.なんといっても,我が家は貧乏なのです.
今回の場合,現在使っている包丁が,使えなくなったわけではありません.このため,包丁代として15000円を家計から捻出するのは,不可能です(妻の合意が得られません).
しかし,現在のところ,私の要求を満たす包丁は,上の他にないのです.仕方がないので,私のおこづかいを使って,この包丁を買うことにしました.
ところが,包丁を通販ショップに発注したところ,発注先から電話が入りました.この包丁は,在庫切れで,生産も終了している,とのことでした.そして,ショップの方から,次の提案を頂きました.「この包丁と同じタイプだが,刀身が『ダマスカス』のものを,同じ価格で代わりに納入できる」とのことです.ダマスカスとは,刀身に木目のような,墨を流したような縞模様が入ったタイプです.高級包丁ではよく見られる模様なのですが,汚れのようにしか見えず,私はあまり好きではありません.
少し迷いましたが,①他に選択肢がない,②定価19530円のものが14910円で手に入る,ということで,ダマスカスのタイプでお願いします,という結論に決めました.さんざん,「理詰め」だ「好み」だと理屈をこねておいて,最後はエイヤ!で決める.こういうことは,機械部品の選定の場合でも,よくあることです.人間とは,そういうものなのでしょう.
最終的に,実際に購入したのは,次の製品です.
・製品 :MCUSTA VG-10ダマスカス デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat44/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :購入価格14910円,定価19530円
さて,図1は,届いた包丁の箱です.高級そうな雰囲気があります.「本職用御料理包丁 MCUSTA Seki-japan VG-10 Hocho」と記載されています.MCUSTAは,エムカスタと読むそうです.
<図1>

図2は,箱を開けたところ.実際には,刀身の部分は,ボール紙と防錆紙とで包まれていました.
<図2>

これまで使っていた包丁(2000円包丁)との比較.今回購入した包丁(上)は,刃渡り180mmです.これまで使っていた包丁(下)よりも,ひと回り大きいです.これが,使い勝手にどう影響するか,楽しみです.
<図3>

刀身の拡大図を,図4に示します.メーカーのホームページによると,刀身はプレスでなく,レーザ加工機で切断しているそうです.生産数が少なければ,そのほうが低コストなのかもしれません.
刀身表面は,これまでの包丁に比べて,かなりツルツルです.砥石で研いだ後に,コンパウンドなどで磨いているのかもしれません.刀身には,縞模様が入っています.これを,ダマスカス模様と呼ぶそうです.ダマスカス模様は,刀身を構成する鋼材を,何層にも薄く重ねることで現れます.この模様は,高級感を与えるものとして,好む方も多いようです.しかし,私の場合,薄汚れたようにしか見えないため,あまり好みではありません.
刀身の刃先部分の材質は,VG-10(V金10号)という,高炭素ステンレス鋼です.硬度は,HRC60以上とのことです(メーカーからの回答).高炭素ステンレス鋼は,一般に,炭素量の少ないステンレス鋼(これまでの包丁の材料)よりも,錆びやすい傾向があるようです.我が家の劣悪な使用(使用後に拭かない,水場で保管,など)にどれだけ耐えられるか,興味のあるところです.また,切れ味が低下したときに,自分で研いで,どこまで切れ味が戻るかも,まだ分かりません.
「MCUSTA」のロゴは,スクリーン印刷でしょうか.手で触ると,はっきりと印刷の厚みが分かります.使っている間に,すぐに消えてしまいそうな気がします.しかし,実用上は問題ないでしょう.
<図4>

図5は,包丁の背の部分です.背の部分の角は,かなり大きいR(丸み)がついています.包丁の背は,きゅうりのイボを取ったりするのに使います.これだけRが大きいと,うまくイボがとれないのでは?との懸念があります.
<図5>

図6は,包丁の先端です.上図は今回の包丁,下図はこれまで使っていた包丁です.今回の包丁は,先端が,かなり鋭利です.我が家の場合,包丁の扱いは丁寧でない(食器や流し台に,ガンガンぶつける)ため,早々に先端が欠けそうな気がします.
<図6>


柄は,プラスチック製です(図7).刀身を挟み込むように,2つのプラスチック部品が,ねじ締結されているようです.使用しているねじの頭は,プラスでもマイナスでもなく,星型です.分解防止ということでしょうか.
この柄の材質は,「デュポン コーリアン」という,メタクリル樹脂系の材質[1]とのことです.プラスチック部品は,射出成形で製作するのが一般的です.しかし,見たところ,ゲートもイジェクタピン跡も,見当たりません.厚肉のわりに,ヒケも見えません.ひょっとすると,射出成形品ではなく,削り加工+磨きなのかもしれません.ねじ穴のザグリ穴を拡大鏡(20倍)で見ると,かすかに切削痕のようなものが見えました.しかし,削り加工だとすると,部品1個あたり1000円くらいするのではないでしょうか.
[1]デュポン;デュポン・コーリアンHP
https://www.dupont-corian.net/
<図7>


図8は,柄を握ってみたところです.手へのフィット感は,良好です.ただし,柄を水でずぶ濡れにした状態で持つと,少し滑りそうな不安があります.柄の表面が,ツルツルに仕上げられているのが原因と思われます.これは,注意するしかなさそうです.
<図8>

以上のように,この包丁には,いくつかの懸念点があります.すなわち,
・これまでの包丁よりひと回り大きいので,使い勝手に懸念がある.
・ダマスカス模様が,汚らしく見える(好みの問題).
・刀身の背が丸く,背を使った調理がやりにくいかもしれない.
・刀身の先端が鋭利なため,使っている間に折れそう.
・柄がツルツルしていて,滑りやすそう.
・刀身が高炭素ステンレス鋼(VG-10)なので,錆びやすいかもしれない.
・刀身が硬いので,砥ぎにくいかもしれない.
以上の懸念点はありますが,時間をかけて選んだ包丁を入手できたことに,満足しています.しばらく使ってみてから,改めて評価をしたいと思います.
【今回の結論】
「いい包丁」を買いました.
じっくり時間をかけて選んだ製品が,手元に届くのは,とても嬉しいことです.
「貧乏と言いつつ,結構お金あるんじゃ?」と疑う前に,ポチリ応援お願いします.
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今日の熊谷は,なんと39.8℃を記録したそうです.熊谷の夏は,まだ2年目なのですが,6月でこの気温とは,恐ろしいことです.我が家の温度計は,37℃超でした.風は,入ってくるのですが,内陸特有の熱風です.常時,ドライヤーをかけているかのようです.
6月中は,なんとかエアコンなしで乗り切ろうということで,娘(4.3ヶ月)を,普段使っていない部屋に移動.こちらは,日当たりが悪いため,気温は33℃と低めでした.濡れたガーゼを頭にかけたり,麦茶を飲ませたりして,扇風機を回して,どうにかしのぐことができました.
この調子だと,今年の熊谷,最高気温の日本新記録が期待できそうです.(これまでの最高気温は40.9℃.2007/8/16に記録)

★米飯
★ダシダスープ,たまねぎ・卵・わかめ
★めかじき香草焼き,トマトソース
だいぶ前に買いおきした,冷凍めかじきを使いました.小麦粉を振り,パセリを振って,焼いたものです.トマトソースは,にんにく・たまねぎ・にんじん・ピーマン・キャベツを炒めて,ホールトマト缶詰を加えたものです.味付けは,塩と砂糖です.
めかじきが,ゴムのようで,残念ながら今ひとつの味でした.
★きゅうりおかか和え
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【今日の料理工学】 「いい包丁」を買いました!~15000円の印象は
これまで,何回かに渡って,「いい包丁」を探してきました.そして,前回までの考察で,最終的に,私の求める包丁は,以下の製品だと結論しました.
・製品 :MCUSTA VG-10デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat42/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :代表価格14910円,定価14910円
予算が10000円に対して,この包丁は15000円と,価格が高いのが難点です.なんといっても,我が家は貧乏なのです.
今回の場合,現在使っている包丁が,使えなくなったわけではありません.このため,包丁代として15000円を家計から捻出するのは,不可能です(妻の合意が得られません).
しかし,現在のところ,私の要求を満たす包丁は,上の他にないのです.仕方がないので,私のおこづかいを使って,この包丁を買うことにしました.
ところが,包丁を通販ショップに発注したところ,発注先から電話が入りました.この包丁は,在庫切れで,生産も終了している,とのことでした.そして,ショップの方から,次の提案を頂きました.「この包丁と同じタイプだが,刀身が『ダマスカス』のものを,同じ価格で代わりに納入できる」とのことです.ダマスカスとは,刀身に木目のような,墨を流したような縞模様が入ったタイプです.高級包丁ではよく見られる模様なのですが,汚れのようにしか見えず,私はあまり好きではありません.
少し迷いましたが,①他に選択肢がない,②定価19530円のものが14910円で手に入る,ということで,ダマスカスのタイプでお願いします,という結論に決めました.さんざん,「理詰め」だ「好み」だと理屈をこねておいて,最後はエイヤ!で決める.こういうことは,機械部品の選定の場合でも,よくあることです.人間とは,そういうものなのでしょう.
最終的に,実際に購入したのは,次の製品です.
・製品 :MCUSTA VG-10ダマスカス デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat44/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :購入価格14910円,定価19530円
さて,図1は,届いた包丁の箱です.高級そうな雰囲気があります.「本職用御料理包丁 MCUSTA Seki-japan VG-10 Hocho」と記載されています.MCUSTAは,エムカスタと読むそうです.
<図1>

図2は,箱を開けたところ.実際には,刀身の部分は,ボール紙と防錆紙とで包まれていました.
<図2>

これまで使っていた包丁(2000円包丁)との比較.今回購入した包丁(上)は,刃渡り180mmです.これまで使っていた包丁(下)よりも,ひと回り大きいです.これが,使い勝手にどう影響するか,楽しみです.
<図3>

刀身の拡大図を,図4に示します.メーカーのホームページによると,刀身はプレスでなく,レーザ加工機で切断しているそうです.生産数が少なければ,そのほうが低コストなのかもしれません.
刀身表面は,これまでの包丁に比べて,かなりツルツルです.砥石で研いだ後に,コンパウンドなどで磨いているのかもしれません.刀身には,縞模様が入っています.これを,ダマスカス模様と呼ぶそうです.ダマスカス模様は,刀身を構成する鋼材を,何層にも薄く重ねることで現れます.この模様は,高級感を与えるものとして,好む方も多いようです.しかし,私の場合,薄汚れたようにしか見えないため,あまり好みではありません.
刀身の刃先部分の材質は,VG-10(V金10号)という,高炭素ステンレス鋼です.硬度は,HRC60以上とのことです(メーカーからの回答).高炭素ステンレス鋼は,一般に,炭素量の少ないステンレス鋼(これまでの包丁の材料)よりも,錆びやすい傾向があるようです.我が家の劣悪な使用(使用後に拭かない,水場で保管,など)にどれだけ耐えられるか,興味のあるところです.また,切れ味が低下したときに,自分で研いで,どこまで切れ味が戻るかも,まだ分かりません.
「MCUSTA」のロゴは,スクリーン印刷でしょうか.手で触ると,はっきりと印刷の厚みが分かります.使っている間に,すぐに消えてしまいそうな気がします.しかし,実用上は問題ないでしょう.
<図4>

図5は,包丁の背の部分です.背の部分の角は,かなり大きいR(丸み)がついています.包丁の背は,きゅうりのイボを取ったりするのに使います.これだけRが大きいと,うまくイボがとれないのでは?との懸念があります.
<図5>

図6は,包丁の先端です.上図は今回の包丁,下図はこれまで使っていた包丁です.今回の包丁は,先端が,かなり鋭利です.我が家の場合,包丁の扱いは丁寧でない(食器や流し台に,ガンガンぶつける)ため,早々に先端が欠けそうな気がします.
<図6>


柄は,プラスチック製です(図7).刀身を挟み込むように,2つのプラスチック部品が,ねじ締結されているようです.使用しているねじの頭は,プラスでもマイナスでもなく,星型です.分解防止ということでしょうか.
この柄の材質は,「デュポン コーリアン」という,メタクリル樹脂系の材質[1]とのことです.プラスチック部品は,射出成形で製作するのが一般的です.しかし,見たところ,ゲートもイジェクタピン跡も,見当たりません.厚肉のわりに,ヒケも見えません.ひょっとすると,射出成形品ではなく,削り加工+磨きなのかもしれません.ねじ穴のザグリ穴を拡大鏡(20倍)で見ると,かすかに切削痕のようなものが見えました.しかし,削り加工だとすると,部品1個あたり1000円くらいするのではないでしょうか.
[1]デュポン;デュポン・コーリアンHP
https://www.dupont-corian.net/
<図7>


図8は,柄を握ってみたところです.手へのフィット感は,良好です.ただし,柄を水でずぶ濡れにした状態で持つと,少し滑りそうな不安があります.柄の表面が,ツルツルに仕上げられているのが原因と思われます.これは,注意するしかなさそうです.
<図8>

以上のように,この包丁には,いくつかの懸念点があります.すなわち,
・これまでの包丁よりひと回り大きいので,使い勝手に懸念がある.
・ダマスカス模様が,汚らしく見える(好みの問題).
・刀身の背が丸く,背を使った調理がやりにくいかもしれない.
・刀身の先端が鋭利なため,使っている間に折れそう.
・柄がツルツルしていて,滑りやすそう.
・刀身が高炭素ステンレス鋼(VG-10)なので,錆びやすいかもしれない.
・刀身が硬いので,砥ぎにくいかもしれない.
以上の懸念点はありますが,時間をかけて選んだ包丁を入手できたことに,満足しています.しばらく使ってみてから,改めて評価をしたいと思います.
【今回の結論】
「いい包丁」を買いました.
じっくり時間をかけて選んだ製品が,手元に届くのは,とても嬉しいことです.
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![]() いいですね~高い包丁。
工学の知識は正直ありませんが、そのこだわりぷりが見ていて嬉しくなります。 我が家は全然いい包丁が無く、結婚式引き出物カタログを見る度に包丁にしようか迷っています。 ゴムっぽいメカジキは、素材のせいかもしれませんが、解凍がまずかったのでは? 冷蔵庫でゆっくり解凍、時間がなければ袋に入れて水に漬けて解凍するとうまくいきますよ。急速解凍すると細胞が壊れて美味しく無くなります。 ![]() >ブルース さん
コメントありがとうございます. 「細部に始まり,細部に終わるブログ(妻・談)」を読んでくださり,ありがとうございます. メカジキは,完全に密封せずに冷凍したのと,加熱しすぎた(レンジ解凍で縁が煮えた)のが原因かなあ,と思っています. マツジョン | URL | 2011/06/25/Sat 22:15 [編集]
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