家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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【今日の夕食】
 今日は、妻と娘(1歳11ヶ月)は、ベビースイミングの日でした。娘は、真剣な表情で、浮き輪で浮かんでいたそうです。妻が手を離しても、大丈夫だったとのこと。
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★米飯

★豚汁
 具だくさんです。豆腐・人参・ごぼう・ヤーコン・キャベツ・小ネギ。

★牛味噌焼肉、サラダミックス
 タレに漬かった牛肉を、生協で買ったそうです。玉ねぎと炒めました。よく味が染みていて、おいしかったです。付け合せは、袋詰めのサラダミックスです。最近、葉物野菜が高くて手が出ないとのこと。

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【今日のおじさん】 過熱で「しわしわ」~ふっ素樹脂フライパンの破損
 ふっ素樹脂コーティングがされた調理用具は、食材のこびりつきがなく、便利です。(ふっ素樹脂コーティングについては、こちらの記事群で詳しく書いています。)


★ふっ素樹脂コーティングの選び方
 便利なふっ素樹脂コーティングですが、長く使用していると、「はがれ」などの損傷が生じます。下は、電気炊飯器の釜のコーティングのはがれです。こうなってしまうと、はがれたところに、ご飯粒がこびりついてしまいます。
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 当ブログでは、次のようなアプローチで、どうすればコーティングのはがれを防ぎ、調理器具を長持ちさせられるかを考察しました。
1)FTA(Failure Tree Analysis)によって、はがれの生じる要因を探った。(→こちら
2)はがれが生じにくいことを要求機能として、思考展開図を作り、必要な製品仕様を導いた。(→こちら
 
 この結果から、選ぶべきふっ素樹脂コーティングは、次のようなものと結論しています。
 ・信頼できるメーカーが施工したコーティング.
 ・多層のふっ素樹脂コーティングであって、
  ・最上層(表面側)は,硬質材を含まない,普通のふっ素樹脂コーティング.
  ・最下層(母材側)は,硬質材を含む,硬質層.
 このようなコーティングであれば、処理の不備に起因するはがれがなく、耐摩耗性がすぐれ、こびりつきも生じにくい、と考えました。 


★実際のフライパンの破損
 ところが。

 下の写真は、我が家で約2年使用した、小形フライパン(卵焼き器)です。最近、卵がこびりつくようになって、卵焼き器としての性能が、著しく低下してしまいました。
20130126z1.jpg
 表面の拡大写真です。細かいシワのようなものが多数見られます。コーティングが浮き上がって、デコボコに変形してしまったように見えます。
20130126z2.jpg
 損傷の原因は、フライパンを強火で・長時間加熱したことと思われます。以前のFTAでも、過熱による損傷について調べてありました。以下、以前の記事からの引用(→こちら)。

f)被膜を過熱した.
 ふっ素樹脂の融点は,327℃だそうです(PTFEの値[1]).ふっ素樹脂コーティングを過熱すると,以下の現象が起こるそうです[2].
・260℃で,色が変わり,難付着機能が低下する.
・さらに過熱すると,分解して煙が出る(約350℃).
[1]ダイキン工業;ダイキンのフッ素樹脂,カタログ,GFP-1ab,(2002)
https://www.daikin.co.jp/chm/catalog/index.html#resin
[2]デュポン;Key Questions About Teflon(R) Nonstick Coatings
https://www2.dupont.com/Teflon/en_US/products/safety/key_questions.html
 ただし,油は約200℃で煙が出るので,通常は,ここまでの過熱はありえない,と言っています[2].ただ,多くのふっ素樹脂フライパンでは,空だきや強火での調理を禁止しているようです.したがって,こうした使用方法は,避けたほうが無難そうです.

 上述の現象には、今回の損傷のような、「しわしわになる」は記述されていません。「色が変わる」に近い損傷なのでしょうか。ちなみに同記事では、次のような対策を記載しました。
 被膜を過熱した…空だき・強火調理を避ければ,回避できる.

 この損傷は、この1年ほどで生じました。住居を引っ越して、ガスコンロが強力になったことが原因かもしれません。(私の育休が終わり、料理の主担当が妻になったのも同時期です。あくまで私の観察結果ですが、妻はなんでも強火で料理したり、頻繁に空焚きをしたりする傾向があるように見えます。これが主要な原因である可能性は極めて高そうと言い切れなくもありません。しかし、妻の名誉その他もろもろの理由から、断言するのは控えておきます。)


★新しいフライパンは大きいフライパン
 以前の記事では、過熱は「使い方で防げる」と書きましたが、実際には難しかったようです。やはり、事故防止には、ソフトウェア対策でなく、ハードウェア対策に限ります。
 小さいフライパンは、次のような特性から、過熱によるコーティングの損傷が生じやすいのかもしれません。
 ・熱容量が小さいので、少しの空焚きでも温度が上がりやすい。
 ・外寸法が小さいので、火が回り込んで、表面に直接火が当たりやすい。

 そんなわけで、新しいフライパンを買いました。
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 今度のフライパンは大きい(直径26センチ)ので、過熱には強いはずです。


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