【今日の料理】 2011/6/11 夕食
今日は,昼食に「大根そば」を作りました.(以前,当ブログにお寄せ頂いたコメントを参考にしました.ありがとうございます.)
「大根そば」をネットで検索すると,大根が生だったり,ゆでてあったりと,様々なバリエーションがあるようです.また,ざるそばで頂くことが多いようです.
今日は,午前中は天気があまり良くなく,少し涼しかったので,かけそばにしました.大根は,そばをゆでた後に,残ったゆで汁で軽くゆでました.この大根は,昨日のあじの刺身に添付されていた,ツマです.
大根と,そばを,混ぜながら頂きました.つゆを吸った大根が,そばの味わいを増して,おいしく頂けました.

いつも,処置に困っていた刺身のツマですが,これは良い食べ方です.今度は,冷たいそばでも試してみたいと思います.(なお,私の妻に関しては,処置に困ったことはありません.ただし,私の妻は,夫の処置について,たまに困り果てることがあるようです.)

★米飯
★ダシダスープ,じゃがいも・わかめ・かぶ葉
★鶏もも焼き鳥風,野菜炒め
鶏もも肉をヤマサ昆布つゆに約20分漬けた後,七味をまぶして焼きました.野菜炒めは,もやし・にんじん・ニラ・にんにくで,味付けは塩だけです.
鶏もも肉は,ふっくらとしており,妻に誉めてもらえました.ブラジル産鶏肉は,安くて軟らかくておいしいです.
★蒸しレタス
電子レンジでチンして,ごまとポン酢をかけました.まずまずの味でした.
★クインシーメロン
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【今日の料理工学】 「いい包丁」を決めました!~「理詰め」と「好み」
前回は,我が家に適した包丁を,実際に探してみました.しかし,要求仕様をピッタリ満足する包丁は,見つかりませんでした.以下のいずれかの譲歩が必要でした.
・仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
・仕様B:柄がプラスチック→木材でよい
・仕様C:柄がプラスチック→ステンレス鋼でよい
では,どれを選ぶべきでしょうか.
それぞれの譲歩を行った場合に,生じそうな心配点について,検討してみました.
●仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
・刀身表面の耐食性が劣り,錆びるかもしれない.
高炭素ステンレス鋼では,Cr炭化物が生成されやすく,Crが不足して耐食性が劣る懸念があります(過去の記事参照).このため,錆びやすくなるのは,確実と思われます.
しかし,今回の仕様では,刃先のみ高炭素ステンレス鋼か,全体が高炭素ステンレスか,の選択です.つまり,いずれにせよ,刃先は錆びやすいのです.したがって,刀身が錆びにくいところで,大した改善にはならないかもしれません.硬度を高めるために,高炭素ステンレス鋼を選択したからには,錆の発生は,ある程度受け入れねばならないと考えます.また,錆が発生したら,磨いたり,研ぎ直せば良いのです.
よって,刀身表面を高炭素ステンレス鋼としても,大きな問題は生じないと考えました.
●仕様B:柄がプラスチック→木材でよい
・柄の耐食性が劣り,腐るかもしれない.
木材には,いろいろあります.天然木は,数年で腐るとのネット情報もあります.これに対して,積層強化合板(ベニヤのようなもの)は,樹脂を含浸したものもあり,腐食には強いと思われます.
しかしながら,我が家では,包丁を使った後には,まず絶対に拭きません.また,包丁置き場が,食器の水切り場の近くなので,年中水に漬かったような状態です.このような使用状態を考えると,強化合板でも,腐食するかもしれません.
腐食したら,柄は交換できるようです.しかし,自分で交換すると外れそうで怖いです.外注すれば,お金が高そうですし,包丁が手元にない期間ができます(我が家の包丁は1本だけにしたい).
よって,柄を木材とするのは,避けたいところです.
●仕様C:柄がプラスチック→ステンレス鋼でよい
・柄が滑りやすくなり,手が滑るかもしれない.
ステンレス鋼の柄は,木材の柄に比べて,滑りやすいように感じます.プラスチックの柄は,色々あるので,一概には滑りやすさの優劣は言えません.しかし,ステンレス鋼では,プラスチックに比べて,加工の制限から形状が単純になりやすいようです.このため,滑り止めの凹凸があるにしても,全体の形状がつるりとしていて,滑りやすそうに見えます.
我が家には,乳飲み子がいますので,万が一にも,手が滑って包丁を落とすことがあっては,なりません.プラスチックの柄であれば,滑りやすかった場合には,自分で削って手にフィットさせることができなくはなさそうです.しかし,ステンレス鋼では,自分での追加工は,ほぼ不可能です.
よって,柄をステンレス鋼とするのは,望ましくなさそうです.
以上を総合すると,以下が望ましいと言えます.
仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
しかし,問題がないわけではありません.仕様Aに該当する包丁は,私が探した範囲では,次の1種類しかないのです.
・製品 :MCUSTA VG-10デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat42/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :代表価格14910円,定価14910円
さらに,上の製品を取り扱っている通販ショップは,1件しかありません.仕様B,Cであれば,複数の製品があり,さらに各製品を複数のショップで取り扱っています.ショップが少ないということは,価格競争が少なく(または流通量が少なく),価格が高めになることは避けられません.予算1万円としたのに,この包丁は,1.5万円もするのでした.仕様B,Cであれば,5000円でおつりが出ます.柄が腐っても,新しいものを2回買えます.
しかしながら,この包丁,写真や説明を何度も見ているうちに,すっかり気に入ってしまいました.特に,NC工作機械を活用した生産方法に,魅力を感じました.最終的には,この包丁を選定することにしました.
今回の包丁選び,客観的視点で,「理詰め」で選ぶことを目指しました.しかし,最終的な決め手は「好み」でした.まあ,人というものは,そういうものなのでしょう.
【今回の結論】
買うべき製品を選ぶときには,理詰めで検討することが必要です.
しかし,最終的には,「好み」で決定することが多いように思えます.
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【バックナンバー】
包丁編・前の記事:包丁選びの実際
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今日は,昼食に「大根そば」を作りました.(以前,当ブログにお寄せ頂いたコメントを参考にしました.ありがとうございます.)
「大根そば」をネットで検索すると,大根が生だったり,ゆでてあったりと,様々なバリエーションがあるようです.また,ざるそばで頂くことが多いようです.
今日は,午前中は天気があまり良くなく,少し涼しかったので,かけそばにしました.大根は,そばをゆでた後に,残ったゆで汁で軽くゆでました.この大根は,昨日のあじの刺身に添付されていた,ツマです.
大根と,そばを,混ぜながら頂きました.つゆを吸った大根が,そばの味わいを増して,おいしく頂けました.

いつも,処置に困っていた刺身のツマですが,これは良い食べ方です.今度は,冷たいそばでも試してみたいと思います.(なお,私の妻に関しては,処置に困ったことはありません.ただし,私の妻は,夫の処置について,たまに困り果てることがあるようです.)

★米飯
★ダシダスープ,じゃがいも・わかめ・かぶ葉
★鶏もも焼き鳥風,野菜炒め
鶏もも肉をヤマサ昆布つゆに約20分漬けた後,七味をまぶして焼きました.野菜炒めは,もやし・にんじん・ニラ・にんにくで,味付けは塩だけです.
鶏もも肉は,ふっくらとしており,妻に誉めてもらえました.ブラジル産鶏肉は,安くて軟らかくておいしいです.
★蒸しレタス
電子レンジでチンして,ごまとポン酢をかけました.まずまずの味でした.
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【今日の料理工学】 「いい包丁」を決めました!~「理詰め」と「好み」
前回は,我が家に適した包丁を,実際に探してみました.しかし,要求仕様をピッタリ満足する包丁は,見つかりませんでした.以下のいずれかの譲歩が必要でした.
・仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
・仕様B:柄がプラスチック→木材でよい
・仕様C:柄がプラスチック→ステンレス鋼でよい
では,どれを選ぶべきでしょうか.
それぞれの譲歩を行った場合に,生じそうな心配点について,検討してみました.
●仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
・刀身表面の耐食性が劣り,錆びるかもしれない.
高炭素ステンレス鋼では,Cr炭化物が生成されやすく,Crが不足して耐食性が劣る懸念があります(過去の記事参照).このため,錆びやすくなるのは,確実と思われます.
しかし,今回の仕様では,刃先のみ高炭素ステンレス鋼か,全体が高炭素ステンレスか,の選択です.つまり,いずれにせよ,刃先は錆びやすいのです.したがって,刀身が錆びにくいところで,大した改善にはならないかもしれません.硬度を高めるために,高炭素ステンレス鋼を選択したからには,錆の発生は,ある程度受け入れねばならないと考えます.また,錆が発生したら,磨いたり,研ぎ直せば良いのです.
よって,刀身表面を高炭素ステンレス鋼としても,大きな問題は生じないと考えました.
●仕様B:柄がプラスチック→木材でよい
・柄の耐食性が劣り,腐るかもしれない.
木材には,いろいろあります.天然木は,数年で腐るとのネット情報もあります.これに対して,積層強化合板(ベニヤのようなもの)は,樹脂を含浸したものもあり,腐食には強いと思われます.
しかしながら,我が家では,包丁を使った後には,まず絶対に拭きません.また,包丁置き場が,食器の水切り場の近くなので,年中水に漬かったような状態です.このような使用状態を考えると,強化合板でも,腐食するかもしれません.
腐食したら,柄は交換できるようです.しかし,自分で交換すると外れそうで怖いです.外注すれば,お金が高そうですし,包丁が手元にない期間ができます(我が家の包丁は1本だけにしたい).
よって,柄を木材とするのは,避けたいところです.
●仕様C:柄がプラスチック→ステンレス鋼でよい
・柄が滑りやすくなり,手が滑るかもしれない.
ステンレス鋼の柄は,木材の柄に比べて,滑りやすいように感じます.プラスチックの柄は,色々あるので,一概には滑りやすさの優劣は言えません.しかし,ステンレス鋼では,プラスチックに比べて,加工の制限から形状が単純になりやすいようです.このため,滑り止めの凹凸があるにしても,全体の形状がつるりとしていて,滑りやすそうに見えます.
我が家には,乳飲み子がいますので,万が一にも,手が滑って包丁を落とすことがあっては,なりません.プラスチックの柄であれば,滑りやすかった場合には,自分で削って手にフィットさせることができなくはなさそうです.しかし,ステンレス鋼では,自分での追加工は,ほぼ不可能です.
よって,柄をステンレス鋼とするのは,望ましくなさそうです.
以上を総合すると,以下が望ましいと言えます.
仕様A:刀身表面が低炭素ステンレス鋼→高炭素ステンレス鋼(ムク材)でよい
しかし,問題がないわけではありません.仕様Aに該当する包丁は,私が探した範囲では,次の1種類しかないのです.
・製品 :MCUSTA VG-10デュポンコーリアン柄三徳包丁
https://www.silky-mcusta.co.jp/hocho/mcusta/cat42/
・製造元:丸章工業(岐阜-関)
・価格 :代表価格14910円,定価14910円
さらに,上の製品を取り扱っている通販ショップは,1件しかありません.仕様B,Cであれば,複数の製品があり,さらに各製品を複数のショップで取り扱っています.ショップが少ないということは,価格競争が少なく(または流通量が少なく),価格が高めになることは避けられません.予算1万円としたのに,この包丁は,1.5万円もするのでした.仕様B,Cであれば,5000円でおつりが出ます.柄が腐っても,新しいものを2回買えます.
しかしながら,この包丁,写真や説明を何度も見ているうちに,すっかり気に入ってしまいました.特に,NC工作機械を活用した生産方法に,魅力を感じました.最終的には,この包丁を選定することにしました.
今回の包丁選び,客観的視点で,「理詰め」で選ぶことを目指しました.しかし,最終的な決め手は「好み」でした.まあ,人というものは,そういうものなのでしょう.
【今回の結論】
買うべき製品を選ぶときには,理詰めで検討することが必要です.
しかし,最終的には,「好み」で決定することが多いように思えます.
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