【今日の料理】 2011/6/6 夕食
今日は,妻は自動車学校で,一日留守でした.
帰ってきた妻は,「S字カーブをうまく曲がれた」と,大いに喜んでいました.
私が20年ほど前に通った自動車学校では,S字カーブでは,奥のほうの道路に点線が描いてありました.自動車の先端を,この点線に合わせるように操作すると,脱輪せず,うまくカーブを抜けられる,という仕組みです.つまり,車両サイズの感覚を身に付ける必要がないのです.この仕組みのおかげで,私は,点線が描いていないS字カーブは,うまく抜けられないと思います.
また,私は数年前に,ペーパードライバー講習を受けました.そのときは,何とかS字カーブを曲がれました.ただし,教官が横からハンドルを操作してくれて,ようやく曲がれたと記憶しています.
今,私が乗っている自動車は,普通車で最小クラスの自動車(トヨタ・パッソ)です.教習所の大きい車で,果たしてS字カーブを曲がれるかどうか,私には自信がありません.私が自動車を運転するときには,狭い道を通らないように,十分に注意しています.
★米飯
★みそ汁,ほうれん草・油あげ
★鮭マリネの蒸し焼き
レシピ[1]の鮭ホイル焼きをアレンジ.オリーブオイル・レモン汁・たまねぎと漬けた鮭を,人参・しめじと一緒にフライパンに載せて,約10分蒸し焼きにしました.
レモンの香りが飛んでしまい,酸味が僅かに残る程度でした.レモン汁は,最後にかけたほうが,よかったかもしれません.でも,鮭はおいしく,妻も満足していました.
[1]奥園壽子;超ムダなし!食べきりレシピ,家の光協会,(2009)
★焼きなす
ガスコンロのグリルで焼いた,なすです.ヤマサ昆布つゆと,しょうがで食しました.なすが良くないのか,焼きが足りないのか,固くて少しエグみがあり,今ひとつでした.前に作ったときは,もう少しおいしかったと記憶していたのですが.
★トマト
★きゅうり七味和え
【今日の料理工学】 電子レンジの効率を上げられるか?~氷を使った実験
前回は,電子レンジのエネルギー効率を考察しました.その結果,電子レンジのエネルギー効率は,40%程度でした.内訳は,電磁波を作る効率が約50%,電磁波で加熱する効率が約80%,でした.
今回は,被加熱材料が凍っている場合について,前回と同様の実験を行ってみました.
前回同様,電子レンジのエネルギー効率η(イータ)を,次式1のように定義します.
<式1>
η=η1×η2
ここで,
・η1=加熱された材料の得たエネルギーQ[J]÷電磁波のエネルギーEw[J]
・η2=電磁波のエネルギーEw[J]÷消費した電力量Ein[J]
加熱される材料の一部が凍っている場合には,加熱された材料の得たエネルギーQ[J]は,次の3つのエネルギーの和です.
・初期に凍っていなかった部分が得たエネルギー(温度上昇)
・初期に凍っていた部分が,氷→水になるためのエネルギー
・初期に凍っていた部分が,水になった後に得たエネルギー(温度上昇)
したがって,加熱された材料の得たエネルギーQ[J]は,次式2で計算できます.
<式2>
Q=c×m1×ΔT1+c×m2×ΔT2+q×m2
ここで,
・c:材料の比熱[J/kg・K]
・m1:材料の,初期に凍っていなかった部分の質量[kg]
・m2:材料の,初期に凍っていた部分の質量[kg]
・ΔT1:凍っていなかった部分の温度上昇[℃]
・ΔT2:凍っていた部分の温度上昇[℃]
・q:氷→水の融解熱[J/kg]
また,電磁波のエネルギーEw[J]は次式3で,消費した電力量Ein[J]は次式4で計算できます.
<式3>
Ew=Ww×t
ここで,
・Ww:電磁波の出力[W]
・t:加熱した時間[s]
<式4>
Ein=Win×t
ここで,
・Win:電子レンジの消費電力[W]
・t:加熱した時間[s]
さて,前回と同様に,材料の加熱時間tと温度上昇ΔT1,ΔT2の関係を,実験で調べました.
今回は,図1のように,密閉容器の中に,水と氷を入れました.氷だけでなく,水を入れたのは,電子レンジは直接氷を加熱しにくいため,空焚き状態になるのを避けるためです.水を入れておけば,まず水が加熱され,水から氷に熱が伝わることで,氷も加熱されます.
そして,前回と同じく,電子レンジで所定時間加熱した前後の,温度変化を調べました.温度計(DRETEC,デジタル温度計,最小目盛0.1℃)は,容器の蒸気穴から差しました.
<図1>

試験条件は,以下の通りです.
・電子レンジ:松下電器産業(当時),NE-TZ15A
・水の量:50g
・氷の量:135g
・水と氷を混ぜた後,冷蔵庫内に約10分放置して,温度を安定させた.
・加熱前の水の温度:2.0℃
・加熱時間:3min
※水および氷の重量は,タニタ製デジタル秤(最小目盛1g)で測定しました.
では,式1~式4および実験結果に基づいて,電子レンジのエネルギー効率を求めてみます.
物性値および電子レンジのスペックは,以下の値としました.
・水の比熱 :c=4200J/kg
・氷→水の融解熱:q=330000J/kg
・電磁波出力 :Ww=500W …[2]
・消費電力 :Win=960W …[2]
[2]松下電器産業(当時);家庭用オーブンレンジNE-TZ15A取扱説明書,(2006)
また,実験結果は,以下の通りでした.
・加熱後には,氷は全て溶けていた.
・加熱後の温度は,52.3℃だった.
・凍っていなかった部分の温度上昇ΔT1=52.3-2.0=50.3℃,となる.
・凍っていた部分の温度上昇ΔT2=52.3-0=52.3℃,となる.
ここで,初期の氷の温度=0℃と仮定しました.
式3~5を計算すると,以下のようになります.
・Q=4200[J/kg]×0.05[kg]×50.3[℃]
+4200[J/kg]×0.135[kg]×52.3[℃]
+330000[J/kg]×0.135[kg]
=10500[J]+29600[J]+44500[J]=84700[J]
・Ew=500[W]×180[s]=90000[J]
・Ein=960[W]×180[s]=173000[J]
式1~2から,電子レンジのエネルギー効率は,以下のように計算できます.
・η1=84700÷90000=0.941≒0.9
・η2=90000÷173000=0.520≒0.5
・η=0.941×0.520=0.490≒0.5
今回の結果では,電子レンジの総合的なエネルギー効率は,約50%となりました.(前回,水を温める実験から推定されたエネルギー効率は,約40%でした.)
今回のエネルギー効率の内訳は,次のようになっています.
・電源電力から電磁波を作るときの効率:約50%
・電磁波で材料を加熱するときの効率 :約90%
電磁波で材料を加熱するときの効率は,前回の水を温める実験のときには,約80%でした.今回のほうが,やや効率が高くなっています.その理由は,以下のように考えています.
・加熱後の温度は,今回の実験では約50℃,前回は約80℃だった.
・加熱後の温度が高いと,周囲の温度との差が大きいので,熱が逃げやすくなる(フーリエの法則).
・このため,前回の実験では,今回の実験よりも,熱が周囲に逃げて,加熱効率が下がった.
この結果から考えると,不要に高温まで加熱することを避ければ,多少ながら,電子レンジのエネルギー効率を上げることができるかもしれません.
しかしながら,それでも電子レンジの電力の約50%は,ロスになると考えられます.そして,このロスのほとんどは,電磁波をつくるときの効率の低さに起因します.電子レンジは便利ですが,やはり,あまり効率のよい機器とは,言えそうにありません.
(補足)
私の使用している電子レンジは,廉価なものなので,効率が悪いのかもしれません.そう思って,高級機種の消費電力と,電磁波出力を調べてみました[3].
[3]パナソニックHP;スチームオーブンレンジ機能比較一覧
https://panasonic.jp/range/pdf/mi_oven_lineup.pdf
これによると,最上位機種と思われる「NE-R3400」では,次のような仕様でした.
・消費電力:1450W
・電磁波出力:150~800W
電磁波を作るときの効率は,800W÷1450W=0.55,となります.私の電子レンジと,大差ない効率でした.
(補足2)2011/6/7
電子レンジの電磁波出力について,文献[4]に記載されていました.
[4]肥後;電子レンジ「こつ」の科学,柴田書店,(2005)
これによると,電磁波出力の測定方法は,JIS規格で規定されているようです.具体的には,1リットルの水を入れたビーカー2個を電子レンジ内に設置して,2分間加熱します.このとき,水の温度上昇から,水の吸収したエネルギーを求めます.そして,吸収したエネルギー÷時間(2分)によって,電磁波出力を定めます.
こうしてみると,「電磁波出力」とは,実際に電磁波の持つエネルギーでないと考えられます.したがって,今回の記事で考察したように,電子レンジの効率をη1とη2に分けるのは,正確ではなかったかもしれません.
JISによる「電磁波出力」の定義によれば,2リットルの水を2分間加熱する実験をすれば,η1=1の結果が出るはずです.水の量を減らすと,体積に対する表面積が増えるので,熱が逃げやすくなって,η1<1となるのかもしれません.逆に,条件の設定によっては,η1>1にも,なるかもしれません.
【今回の結論】
前回の実験と,今回の実験を総合すると,電子レンジのエネルギー効率は,約40~50%と推定されます.
・電源電力から電磁波を作るときの効率:約50%
・電磁波で材料を加熱するときの効率 :約80~90%
加熱後の温度が低いほど,加熱の効率は向上できると考えられますが,向上は僅かです.
【バックナンバー】
電子レンジ編・前の記事:電子レンジの効率
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今日は,妻は自動車学校で,一日留守でした.
帰ってきた妻は,「S字カーブをうまく曲がれた」と,大いに喜んでいました.
私が20年ほど前に通った自動車学校では,S字カーブでは,奥のほうの道路に点線が描いてありました.自動車の先端を,この点線に合わせるように操作すると,脱輪せず,うまくカーブを抜けられる,という仕組みです.つまり,車両サイズの感覚を身に付ける必要がないのです.この仕組みのおかげで,私は,点線が描いていないS字カーブは,うまく抜けられないと思います.
また,私は数年前に,ペーパードライバー講習を受けました.そのときは,何とかS字カーブを曲がれました.ただし,教官が横からハンドルを操作してくれて,ようやく曲がれたと記憶しています.
今,私が乗っている自動車は,普通車で最小クラスの自動車(トヨタ・パッソ)です.教習所の大きい車で,果たしてS字カーブを曲がれるかどうか,私には自信がありません.私が自動車を運転するときには,狭い道を通らないように,十分に注意しています.
★米飯
★みそ汁,ほうれん草・油あげ
★鮭マリネの蒸し焼き
レシピ[1]の鮭ホイル焼きをアレンジ.オリーブオイル・レモン汁・たまねぎと漬けた鮭を,人参・しめじと一緒にフライパンに載せて,約10分蒸し焼きにしました.
レモンの香りが飛んでしまい,酸味が僅かに残る程度でした.レモン汁は,最後にかけたほうが,よかったかもしれません.でも,鮭はおいしく,妻も満足していました.
[1]奥園壽子;超ムダなし!食べきりレシピ,家の光協会,(2009)
★焼きなす
ガスコンロのグリルで焼いた,なすです.ヤマサ昆布つゆと,しょうがで食しました.なすが良くないのか,焼きが足りないのか,固くて少しエグみがあり,今ひとつでした.前に作ったときは,もう少しおいしかったと記憶していたのですが.
★トマト
★きゅうり七味和え
【今日の料理工学】 電子レンジの効率を上げられるか?~氷を使った実験
前回は,電子レンジのエネルギー効率を考察しました.その結果,電子レンジのエネルギー効率は,40%程度でした.内訳は,電磁波を作る効率が約50%,電磁波で加熱する効率が約80%,でした.
今回は,被加熱材料が凍っている場合について,前回と同様の実験を行ってみました.
前回同様,電子レンジのエネルギー効率η(イータ)を,次式1のように定義します.
<式1>
η=η1×η2
ここで,
・η1=加熱された材料の得たエネルギーQ[J]÷電磁波のエネルギーEw[J]
・η2=電磁波のエネルギーEw[J]÷消費した電力量Ein[J]
加熱される材料の一部が凍っている場合には,加熱された材料の得たエネルギーQ[J]は,次の3つのエネルギーの和です.
・初期に凍っていなかった部分が得たエネルギー(温度上昇)
・初期に凍っていた部分が,氷→水になるためのエネルギー
・初期に凍っていた部分が,水になった後に得たエネルギー(温度上昇)
したがって,加熱された材料の得たエネルギーQ[J]は,次式2で計算できます.
<式2>
Q=c×m1×ΔT1+c×m2×ΔT2+q×m2
ここで,
・c:材料の比熱[J/kg・K]
・m1:材料の,初期に凍っていなかった部分の質量[kg]
・m2:材料の,初期に凍っていた部分の質量[kg]
・ΔT1:凍っていなかった部分の温度上昇[℃]
・ΔT2:凍っていた部分の温度上昇[℃]
・q:氷→水の融解熱[J/kg]
また,電磁波のエネルギーEw[J]は次式3で,消費した電力量Ein[J]は次式4で計算できます.
<式3>
Ew=Ww×t
ここで,
・Ww:電磁波の出力[W]
・t:加熱した時間[s]
<式4>
Ein=Win×t
ここで,
・Win:電子レンジの消費電力[W]
・t:加熱した時間[s]
さて,前回と同様に,材料の加熱時間tと温度上昇ΔT1,ΔT2の関係を,実験で調べました.
今回は,図1のように,密閉容器の中に,水と氷を入れました.氷だけでなく,水を入れたのは,電子レンジは直接氷を加熱しにくいため,空焚き状態になるのを避けるためです.水を入れておけば,まず水が加熱され,水から氷に熱が伝わることで,氷も加熱されます.
そして,前回と同じく,電子レンジで所定時間加熱した前後の,温度変化を調べました.温度計(DRETEC,デジタル温度計,最小目盛0.1℃)は,容器の蒸気穴から差しました.
<図1>

試験条件は,以下の通りです.
・電子レンジ:松下電器産業(当時),NE-TZ15A
・水の量:50g
・氷の量:135g
・水と氷を混ぜた後,冷蔵庫内に約10分放置して,温度を安定させた.
・加熱前の水の温度:2.0℃
・加熱時間:3min
※水および氷の重量は,タニタ製デジタル秤(最小目盛1g)で測定しました.
では,式1~式4および実験結果に基づいて,電子レンジのエネルギー効率を求めてみます.
物性値および電子レンジのスペックは,以下の値としました.
・水の比熱 :c=4200J/kg
・氷→水の融解熱:q=330000J/kg
・電磁波出力 :Ww=500W …[2]
・消費電力 :Win=960W …[2]
[2]松下電器産業(当時);家庭用オーブンレンジNE-TZ15A取扱説明書,(2006)
また,実験結果は,以下の通りでした.
・加熱後には,氷は全て溶けていた.
・加熱後の温度は,52.3℃だった.
・凍っていなかった部分の温度上昇ΔT1=52.3-2.0=50.3℃,となる.
・凍っていた部分の温度上昇ΔT2=52.3-0=52.3℃,となる.
ここで,初期の氷の温度=0℃と仮定しました.
式3~5を計算すると,以下のようになります.
・Q=4200[J/kg]×0.05[kg]×50.3[℃]
+4200[J/kg]×0.135[kg]×52.3[℃]
+330000[J/kg]×0.135[kg]
=10500[J]+29600[J]+44500[J]=84700[J]
・Ew=500[W]×180[s]=90000[J]
・Ein=960[W]×180[s]=173000[J]
式1~2から,電子レンジのエネルギー効率は,以下のように計算できます.
・η1=84700÷90000=0.941≒0.9
・η2=90000÷173000=0.520≒0.5
・η=0.941×0.520=0.490≒0.5
今回の結果では,電子レンジの総合的なエネルギー効率は,約50%となりました.(前回,水を温める実験から推定されたエネルギー効率は,約40%でした.)
今回のエネルギー効率の内訳は,次のようになっています.
・電源電力から電磁波を作るときの効率:約50%
・電磁波で材料を加熱するときの効率 :約90%
電磁波で材料を加熱するときの効率は,前回の水を温める実験のときには,約80%でした.今回のほうが,やや効率が高くなっています.その理由は,以下のように考えています.
・加熱後の温度は,今回の実験では約50℃,前回は約80℃だった.
・加熱後の温度が高いと,周囲の温度との差が大きいので,熱が逃げやすくなる(フーリエの法則).
・このため,前回の実験では,今回の実験よりも,熱が周囲に逃げて,加熱効率が下がった.
この結果から考えると,不要に高温まで加熱することを避ければ,多少ながら,電子レンジのエネルギー効率を上げることができるかもしれません.
しかしながら,それでも電子レンジの電力の約50%は,ロスになると考えられます.そして,このロスのほとんどは,電磁波をつくるときの効率の低さに起因します.電子レンジは便利ですが,やはり,あまり効率のよい機器とは,言えそうにありません.
(補足)
私の使用している電子レンジは,廉価なものなので,効率が悪いのかもしれません.そう思って,高級機種の消費電力と,電磁波出力を調べてみました[3].
[3]パナソニックHP;スチームオーブンレンジ機能比較一覧
https://panasonic.jp/range/pdf/mi_oven_lineup.pdf
これによると,最上位機種と思われる「NE-R3400」では,次のような仕様でした.
・消費電力:1450W
・電磁波出力:150~800W
電磁波を作るときの効率は,800W÷1450W=0.55,となります.私の電子レンジと,大差ない効率でした.
(補足2)2011/6/7
電子レンジの電磁波出力について,文献[4]に記載されていました.
[4]肥後;電子レンジ「こつ」の科学,柴田書店,(2005)
これによると,電磁波出力の測定方法は,JIS規格で規定されているようです.具体的には,1リットルの水を入れたビーカー2個を電子レンジ内に設置して,2分間加熱します.このとき,水の温度上昇から,水の吸収したエネルギーを求めます.そして,吸収したエネルギー÷時間(2分)によって,電磁波出力を定めます.
こうしてみると,「電磁波出力」とは,実際に電磁波の持つエネルギーでないと考えられます.したがって,今回の記事で考察したように,電子レンジの効率をη1とη2に分けるのは,正確ではなかったかもしれません.
JISによる「電磁波出力」の定義によれば,2リットルの水を2分間加熱する実験をすれば,η1=1の結果が出るはずです.水の量を減らすと,体積に対する表面積が増えるので,熱が逃げやすくなって,η1<1となるのかもしれません.逆に,条件の設定によっては,η1>1にも,なるかもしれません.
【今回の結論】
前回の実験と,今回の実験を総合すると,電子レンジのエネルギー効率は,約40~50%と推定されます.
・電源電力から電磁波を作るときの効率:約50%
・電磁波で材料を加熱するときの効率 :約80~90%
加熱後の温度が低いほど,加熱の効率は向上できると考えられますが,向上は僅かです.
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