家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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↓↓↓子供と楽しむボードゲーム↓↓↓ 子供と遊ぶボードゲーム

 ボードゲームは楽しい。しかし、遊ぶ人を選ぶのも事実。最初に遊ぶ商品を間違えれば、ボードゲームを嫌いになってしまうかもしれない。子供と遊ぶのを前提に、最初にどんなゲームで遊ぶべきかを考えてみます。

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★私の注目! ベスト3はこれ!!


 ここでは、「人生ゲーム」を遊んでいることを前提とします。もし、人生ゲームを最後まで遊べないのであれば、まだボードゲームを遊ぶべき時期ではないのか(子供の場合)、そもそもボードゲームのようなインドア遊びが向いていないか、が可能性としてあります。無理にボードゲームで遊ぼうとせず、ほかのもっと興味を持てる遊びにエネルギーを注ぐことをお勧めします。

 人生ゲームを楽しく遊べるようであれば、いよいよ「(人生ゲームの次に)はじめて遊ぶボードゲーム」です。

 「最初のボードゲーム」としてふさわしいと(勝手に)判断したベスト3件+次点2件を、以下に紹介します。選定基準は、本記事の末尾に書きました。
※実際に遊んだことがないゲームが含まれています。ご了承ください。

◎1位:カードで遺跡探検「ルクソール」


 エジプトのピラミッドを探検して宝を集めるという、理解しやすいテーマ。カードを出して、書かれた数字だけ一方通行のマスを進むシステムも分かりやすい。1人で複数の隊員コマを使うのが特徴で、どのコマをどのタイミングで進めるかの悩ましさがあります。所定マスまで進むと隊員コマが増えて、より得点の高い宝物を取れるようになります。特殊効果カードの取得やワープなど、多彩なマスがあって、にぎやかに楽しめます。「カードを出して進む」システムは、昔なつかしい「お化け屋敷ゲーム」「ドラキュラゲーム」を連想させ、子供も大人も、すぐに遊べるはずです。
 入手性:△(探せば見つかる)。日本語説明書付きあり。定価5500円。
 参考記事:カードで遺跡探検「ルクソール」で遊ぶ
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◎2位:タイルのちっちゃい人が活躍「カカオ」


 村を豊かにするために、カカオを取って市場に売り、神殿で祈るというテーマ。共通の場に置かれる森タイルに、手札の人タイルを置くことで、カカオや金などの物品を集めます。新たな森タイルが置かれるときに、手番でない人も物品を獲得するチャンスがあるので、「手番待ち」の手持ちぶさたがないのが素晴らしい。得点方法が分かりやすく、終了のタイミングも明確で、見通しのよいプレイ感が魅力です。いつ終わるのか、というイライラ感は皆無です。きっちり収納できる箱も、気が利いています。ボードは小さい個人ボードですが、しっかりした厚みで、存在感があります。
 入手性:△(探せば見つかる)。日本語説明書付きあり。定価4180円。
 参考記事:世界一おもしろい!「カカオ」の魅力
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◎3位:みんなで町づくり「リトルタウン・ビルダーズ」


 最初は何もない土地に、各プレイヤーが建物を置いて、にぎやかな町を作ります。いわゆる「ワーカープレイスメント」という方式で、自分のコマを置くことで、そのマスの効果を発動できます。個人ボードでなく、全員が共通ボードに建物を増やして、みんなが使えるのが楽しい。お互いの動向を気にしながら、ワイワイと遊べそうです。入手しやすい価格も魅力。注:私は、遊んだことがありません。
 入手性:○(普通に売っている)。日本語版。定価3850円。
 参考記事:家族で遊ぶワーカープレイスメント「リトルタウン」

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★あと一歩、次点2件


◎いろいろな動物に運んでもらう「ファストスロース」


 ナマケモノになって、おいしい葉っぱを集めるのが目的。しかし、自分では移動できず、いろいろな動物の助けを借りて移動します。動物は全プレイヤー共通なので、来てほしいときにいなかったり、意外なハプニングを楽しめそうです。明るい色使いの物品で、ほんわかムードで遊べるはず。毎ゲーム、異なる動物の組合せを選べるので、段階的に複雑さを増すことも可能。長く遊べそうなゲームです。注:私は、遊んだことがありません。
 入手性:×(なかなか見つからない)。日本語版あり。定価5830円。

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◎ドラゴンの洞窟を冒険「クランク!」


 剣と魔法の世界を舞台に、ドラゴンの宝を求めて、洞窟を探検します。プレイヤーごとに自分専用の山札を持って、カードを繰り返し使うシステムです。手番ではカード5枚を出し、書かれたマークを使って、移動や戦闘、買物ができます。新たに入手したカードは山札に追加されて、だんだんパワーアップできます。ときおり、ドラゴンの攻撃がありますが、物音を立てた(特定マークを出した)回数が多い人ほど、攻撃を受けやすくなります。ダメージが溜まると脱落。なるべく得点の高い宝を見つけ、無事に脱出することを目指します。今回紹介した中では、ちょっと難しめかも。注:私は、遊んだことがありません。
 入手性:×(なかなか見つからない)。日本語版あり。定価6380円。
 参考記事:デッキ構築チキンレース「クランク!」購入検討



★まとめ:「はじめてのボードゲーム」選びました。


 私の考える、子供と遊ぶ「はじめて遊ぶボードゲーム」として、適した商品を選びました。以下が結果です。
  • ルクソール:分かりやすいカードすごろく!
  • カカオ:世界一おもしろいゲーム!
  • リトルタウン・ビルダーズ:みんなで街づくりを楽しもう!


 「人生ゲーム」で終わらない、次のボードゲーム。ちょっとハードルは高いかもしれませんが、挑戦すれば、きっと新しい世界が開けるはずです!





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★付録1:はじめてのボードゲーム、これが大切だ!


 選定にあたり、私が大切に思うことを、以下に列挙します。

1)ボードがあること。


 共通ボードでも個人ボードでもよいから、とにかく紙の「ボード」があること。カードやタイルだけの商品は、最初のボードゲームとしては失格。もちろん、紙ペンもダメ。今、ボードゲームで遊ぼうとしているのに、ボードがないと「あれ?」と思ってしまう。この違和感は、間違いなくゲームが終わるまで引きずられて、ゲームに集中できない。例えば「カルカソンヌ」や「宝石の煌き」は、ボードがないため除外される。「フォシリス」はボードでなくプラスチック箱なので対象外。

2)全員が同じ「場」にエネルギーを集中できる。


 共通エリアが作業の中心になっていて、全員がそこに神経を集中する。そんなアナログならではの「一体感」を持てるゲームで遊びたい。なので、個人ボードへのパズル構築など、個人作業中心のゲームはダメ。「アズール」も「クマ牧場」も失格だ。

3)2~3人以上で遊べて、全員同じ体験ができる。


 プレイ人数は、2人でも、3人以上でも遊べること。遊ぶ人数が固定だと、遊ぶ機会が限られてしまう。「カタン」は2人で遊べないのでダメ。多人数でも、1人対多数など、プレイヤーの非対称性が強すぎるものはダメ(例:「スコットランドヤード」)。協力型も、声の大きさで役割分担がされてしまう懸念があるので除外。全員が均等に、自分なりのプレイ体験ができることが必要だ。

4)複雑すぎず、プレイ時間が30~60分のもの。


 プレイ時間は、短すぎると面白さが分からないうちに終わってしまうし、長すぎると集中力が切れてしまう。適度に考える時間があり、かつ濃縮された体験ができるよう、カタログ値でプレイ時間30~60分程度の商品が適当だろう。

5)その他、大切なこと。


  • サイコロが主役でない。サイコロ=運を強く連想させ、戦略性が薄いゲームと感じてしまいやすいため。なので、毎手番必ずサイコロを振る「街コロ」はダメ。

  • 運要素と戦略要素の両方があること。運だけの「人生ゲーム」はダメ。逆に、運要素のない「ツィクスト」も却下。
  • ブラフやオークションが中心のものは避ける。心理的読み合いが中心で子供が遊びにくい。「ごきぶりポーカー」などは、明らかに遊びにくさを感じる。
  • 手先の器用さを競ったり、言葉遊びで盛り上がるような、いわゆるパーティ系ゲームは除く。じっくりと遊ぶ経験をしたいため。「ルーニークエスト」は残念ながらダメです。
  • 発売年は2013年以降。あまり古いゲームは、物品やテーマに古臭さを感じることがある。
  • 1回遊んで、おおむね全体像が見えるくらいの複雑さが理想的。次はもっと上手に遊べると思え、再プレイの意欲が湧きやすい。目安として、BGGのウェイト(複雑さを示す1~5の数字で、大きいほど複雑)が2.5以下のものを選ぶこととする。



★付録2:条件を満たす「はじめてのボードゲーム」50選!


 上述の条件を満たすボードゲームを、まずBGGの検索機能で絞り込みました。これをBGGの投票数(Num voters)の多い順にソートして、上位200件を抽出しました。次に、このリストを目視で1個ずつ確認し、条件を満たさないものを消しました。残ったタイトルのベスト50件が、下のリストです。

※「BGGランキング」はマニア向けの指標なので、今回の順位付けには使用していません。Num Votersならばプレイ人数に比例すると考えられ、「一般ウケ」の指標として適切と考えました。

順位タイトル邦題投票数
1Clank!: A Deck-Building Adventure (2016)クランク!37,400
2The Quest for El Dorado (2017)エルドラドを探して20,000
3Flamme Rouge (2016)フラム・ルージュ16,000
4Ethnos (2017)エスノス12,300
5Bunny Kingdom (2017)バニー・キングダム10,600
6Cacao (2015)カカオ10,200
7Century: Eastern Wonders (2018)センチュリー:イースタンワンダーズ6,900
8New York 1901 (2015)ニューヨーク19016,100
9The Grimm Forest (2018)グリムフォレスト5,500
10La Isla (2014)ラ・イスラ5,400
11Ticket to Ride: 10th Anniversary (2014)チケット・トゥー・ライド5,400
12My Little Scythe (2017)マイリトル・サイズ5,200
13The King Is Dead: Second Edition (2020)キング・イズ・デッド:第2版5,000
14Discoveries: The Journals of Lewis & Clark (2015)ディスカバリー:ルイス&クラークの足跡4,800
15Heat: Pedal to the Metal (2022)ヒート:アクセル全開4,600
16Pan Am (2020)パンナム4,400
17Century: A New World (2019)センチュリー:ニューワールド4,400
18Via Nebula (2016)ネビュラ4,400
19Blue Lagoon (2018)ブルーラグーン4,300
20Luxor (2018)ルクソール4,200
21Crusaders: Thy Will Be Done (2018)クルセイダーズ3,800
22World's Fair 1893 (2016)ワールドフェア18933,700
23Libertalia: Winds of Galecrest (2022)リベタリア3,400
24Little Town (2017)リトルタウン・ビルダーズ3,400
25Reykholt (2018)レイクホルト3,300
26Wildlands (2018)ワイルドランド3,200
27Plague Inc.: The Board Game (2017)伝染病株式会社:ボードゲーム3,100
28Gold West (2015)ゴールド・ウエスト3,000
29Rise of Tribes (2018)ライズ・オブ・トライブ2,900
30Explorers of the North Sea (2016)北海の探検者2,800
31Agricola: Family Edition (2016)アグリコラ:ファミリー版2,700
32Ishtar: Gardens of Babylon (2019)イシュタル:バビロンの庭園2,700
33Barony (2015)バロニィ2,600
34Royals (2014)ロイヤルズ2,600
35Minecraft: Builders & Biomes (2019)マインクラフト:ビルダー&バイオーム2,300
36Trekking the World (2020)トレッキング・ワールド2,300
37The River (2018)リバー2,200
38New Bedford (2016)ニュー・ベッドフォード1,900
39Red Outpost (2019)レッド・アウトポスト1,700
40Montana (2017)モンタナ1,600
41Citrus (2013)シトラス1,600
42Victorian Masterminds (2019)ビクトリア・マスターマインド1,500
43Deep Blue (2019)ディープブルー1,400
44Tokaido Collector's Edition (2015)東海道1,400
45Fast Sloths (2019)ファスト・スロース1,300
46The Dragon & Flagon (2016)ドラゴンフラゴン1,300
47Rival Restaurants (2019)ライバル・レストラン1,200
48Origin (2013)オリジン1,200
49Colors of Paris (2019)パリの色彩1,200
50Ceylon (2018)セイロン1,200

※邦題は、当方独自表記。発売されている日本語版とは、必ずしも一致しません。
※投票数(Num voters)は、100単位丸め。




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