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 エンジンの熱気が伝わってくる。アクセルをベタ踏みして、フルスピードでコーナーに突っ込め!


 新発売・未発売のボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「ヒート:ペダル・トゥ・ザ・メタル(Heat: Pedal to the Metal)」。2023年1月に日本語版が発売予定。

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画像出典:Days of Wonder; Heat: Pedal to the Metal 英語版ルールブック(2022)




★ゲーム内容の確認


1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など



1)基本情報


・タイトル: ヒート:ペダル・トゥー・ザ・メタル
・作者: Asger Harding Granerud, Daniel Skjold Pedersen
・原題: Heat: Pedal to the Metal
・発売年:2022年11月(英語版)
・出版社(一例): Days of Wonder [1]
・プレイ人数:1~6人
・プレイ時間:60分
・推奨年齢:10歳以上

[1] Days of Wonder: Heat Pedal to the Metal
[2]Board Game Geek: Heat: Pedal to the Metal (2022)

2)テーマ


・年代:1961年~1963年
・場所:車のレース場
・プレイヤーの立場:レーサー
・目的:レールに勝利すること。
・行うこと:
 ・マシンを操り、コースを走る。

※「ペダル・トゥー・ザ・メタル」は、アクセルをベタ踏みすることを示すらしい。

3)外観


・絵柄:劇画調レース漫画ふうのイラスト、色褪せた感じの色調
・コンポーネント:
 ・ボード:メインボード2個、補助ボード1個、個人ボード6個
 ・プラ製コマ:約10個
 ・カード:約330枚
 ・紙製チップ:約20個
・箱サイズ:30×30cm(カタンサイズ)
・共通ボード:75×50cm程度(推定)
・個人ボード:25×15cm程度(推定)

4)ルール


 以下、英語語版マニュアル(Days of Wonder、2022年)を参照した情報。(主に基本ルールについて記載。)

○基本システム


・個人用カードセットの繰り返し使用。
・共通ボードの一方通行トラック進行(勝利条件の獲得)。

○主要物品


・共通ボード:
 ・コース:各人のマシンが進む。4種から選択。
・個人エリア:
 ・個人ボード:
  ・カード置場:個人デッキの山・捨て札置場。
  ・エンジン:ヒートカードの山。
  ・ギア:現在のギアを示す。
 ・手札:7枚をデッキから引いて持つ。

○大まかな手順


1)ラウンド制。終了条件を満たすまで続ける。
2)全員同時に、以下を順に行う。
 ①ギアを1段まで上げ下げできる。
 ②ギアと同数だけ、手札からカードを裏向きに出す。
3)先頭の人から順に1手番ずつとる。
4)手番では、以下を順に行う。
 ①カードをすべて表にして、数字を合計する。
 ②合計値の歩数だけ、自色マシンを進める。
 ③条件に応じ、各種の効果を実行できる。
 ④コーナー通過したら、制限速度と、カード合計値を比較する。
 ⑤制限速度を越えたら、差分のヒートカードを捨てる。
 ⑥残った手札を捨てられる。捨てなくてもよい。
 ⑦手札を7枚に補充する。山が尽きたら、捨て札を混ぜて山にする。
5)全員が手番をとったら、次ラウンドへ。2~
6)全員が所定数の周回を終えたラウンドで、ゲーム終了。

○勝敗


・最初にゴールした人が勝ち。

○特徴的な要素


  • 内容が固定された個人カードセットから、カードを繰り返し使う。
    • イ)通常カード:スピードを示す数字が記載されている。
    • ロ)効果カード:特別な効果を持つ。
    • ハ)ストレスカード:数字が不定のカード。
    • ニ)ヒートカード:最初、専用の山にある。コストとして払う。

  • 個人ボードには、ヒートカードの山がある。
    • ヒートカードは、カーブでの速度超過時などに払う。
    • 払ったヒートカードは、個人デッキに加わる。
    • 手札のヒートカードは、コストには使えない。
    • 手札のヒートカードは、低速ギヤを選ぶと山に戻せる。

  • 以下の要素がある。
    • ストレスカード:デッキから1枚めくり、その数字として扱う。
    • マーク:カードやギアに記載。冷却や移動歩数増加の効果。
    • 後方ボーナス:毎ラウンド最後尾の人は、所定ボーナスを得る。

  • 以下の応用ルールがある。
    • 追加要素:効果カードの追加、エリアごとの特殊効果の追加など。
    • 無人プレイヤーの追加。
    • ロングゲーム:3~4レースを続けて遊ぶ。


5)遊びやすさ


・言語依存:
 ・基本ルールでは、処理に関する言語記載はない。
 ・カードタイトル(フレーバー)は、文字による記載。
 ・応用ルールのカードには、文字による効果説明がある。
・プレイ人数依存:
 ・1~6人用:同じルールで遊ぶ。無人プレイヤーの追加可。
・リプレイ性:
 ・使用物品変化:
  ・コースは4種類から選ぶ。
  ・応用ルール:異なる初期セットアップがある。
 ・ランダム要素:
  ・カードの引きはランダム。

6)入手性


・海外版:
 ・英語版が発売中。やや品薄か。
 ・参考価格:74.99USドル

・日本語版の発売予定[5]:
 ・取扱いメーカー:ホビージャパン
 ・発売予定時期:2023年1月
 ・メーカー価格:9350円

[4] Days of Wonder: Heat Pedal to the Metal
[5]ホビージャパン:ヒート



★考察:「ヒート」の魅力と懸念点


 分かりやすいレースゲーム。ちっちゃい車のコマもかわいらしく、興味を持ちました。

◎魅力を感じた点


  • ルール。個人デッキは固定で、ゲーム中の追加はない。所定数のカードを出して、マシンを進めることを繰り返すだけで、とてもシンプル。しかし、シフトの調整がキモで、スピードを出し過ぎるとカーブが曲がれないし、遅すぎると先に進めない。コストとなるヒートカードをどこで使うかもカギになるだろう。ルールがシンプルなぶん、戦略や駆け引きに集中できそうだ。白熱したゲームになるに違いない。
  • カスタマイズ感覚。応用ルールの「ガレージモジュール」では、ゲーム前に改造カードを自由に組み合わせて、特徴のあるデッキを組み立てることが可能。コースの特徴や、相手マシンの傾向に合わせて、戦略的なセッティングが求められる。こうした個人別マシンのカスタマイズは、昔のファミコンゲーム(ディスクシステム)の「ブリーダー」を思い出す。勝負に勝っても負けても、調整をしながら繰り返し遊びたくなることだろう。
  • 物品。ちっちゃいクルマのミニチュアは、見た目がよい。車レース漫画ふうのカードイラストも、気分を高めてくれそうだ。

◎懸念点


  • 価格。9350円は高額すぎる。応用ルールの物品が多数付属し、価格を押し上げてしまっているのが残念。ライトな感覚ながら白熱して遊べるファミリーゲームとして魅力を感じたのだが、この価格はとても「ライト」ではない。
  • テーマ。「レースゲーム」は分かりやすいテーマだが、私も子供たち(娘11歳、長男8歳、次男6歳)も、まったく関心がない。しかも1960年代のレースカーである。電気自動車や空飛ぶ車に関心が移っている情勢下では、どうしても時代遅れに感じてしまう。モチベーションが上がらない。


★判定結果:「ヒート」は買うべきか?


 以上を踏まえて、「ヒート」を買うべきかどうか、判定しました。

 判定結果:うちには必要ない。


※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。

 デッキ固定のシンプルなルールながら、駆け引きの要素があり、まさに白熱した「レース」に集中できそうです。ただ、残念ながら我が家では、カーレースに関心のある人がいません。得られる体験の「濃さ」を考えると価格が高すぎると感じ、見送りとしました。


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画像出典:Days of Wonder; Heat: Pedal to the Metal 英語版ルールブック(2022)


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