家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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 初のレガシーゲーム! 12ゲームのキャンペーンが終了しました! メンバーは、私・娘11歳・長男8歳の3名。あまりにおもしろかったため、約1ヶ月のスピード解決でした。全体を通して、レビューを書きます。
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★★★核心的ではないものの、ネタバレを含みます。ゲーム3以降で明らかになる内容については、モザイクをかけています。でも、あまりジックリ見ないでネ。★★★



★期待感が高まる、秘密のコンポーネント
 購入検討していた「チャーターストーン(Charterstone)」は、毎回ゲーム内容が上書きされる「レガシー」と呼ばれるボードゲームです。定価1万円超ですが、アマゾンで約5000円になっていたのを機に、購入しました。
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 箱をあけたところから大興奮! たくさんの箱が、整然と詰まっています。そして、それぞれの箱の中に何が入っているかは、秘密なのです。ゲームを進めていく中で明らかになります。
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 最初に受け取る物品も、カードの指示にしたがいます。担当キャラクターカード、ワーカー、初期資源など。
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 基本システムは、シンプルなワーカープレイスメントです。建物にワーカーを置き、所定の資源を払って、対応するアクションを実行します。主な得点源は、建築・木箱・目標達成などの節目アクションの実行です。これらを誰かが実行するたびに、進捗マーカーを進めます。進捗マーカーが所定位置に達すると、ゲーム終了です。1ゲームが終了するたびに、指示されたカードを引き、ストーリーが進むようになっています。
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 こども2人(11歳・7歳)と遊んで、1回目のプレイは1時間程度。要素が増えていくのが面白くて、一気に3回遊んでしまいました。ゲームのたびに新たな要素が追加されるのが楽しくて、「ゲームブック」に似た面白さがあります。


★次のゲームはどうなる? 新鮮な興奮が続く!
 以降のゲームも、娘11歳・長男8歳と、3人で夢中になって遊びました。何が面白いかというと、毎ゲーム、増えていく要素です。「木箱を開く」アクションを実行すると、自分だけが新しいカードが引けます。そして、カードの指示によって、新しいルールや物品が追加されていきます。
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 そして、建物。「建設」アクションでは、シールになっている部分をカードから剥がして、共通ボードに貼っていきます。建物が増えるほど、アクションの選択肢が増えていきます。
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 最初は、まっさらに近かった共通ボードですが…
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 8ゲーム目には、なんとこんなに賑やかになりました! (ネタバレ防止のため、ボカシ加工を入れています。じっくり見ないでネ!)
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 娘11歳がいちばん楽しみにしているのが、毎ゲーム終了時にある「スクラッチ」。コインでこするアレです。毎ゲーム異なるマジョリティ目標を、1位で達成した人が、こする権利を取れます。そして、スクラッチをした人は、次のストーリーを選択できるのです。この選択によっても、ゲーム進行が変わっていくらしい。(ただ、この銀はがしが難物で、コインでこすってもうまく剥がれず、紙が削れてしまうこともありました。2017年製造で、購入が2022年なので、劣化してしまったのでしょうか。)
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 私が気に入っているのは、プレイヤー各人に配布される「勅許箱」です。毎ゲームの終了時は、この箱に自分の取得物を入れて、次ゲームに持ち越すことができます。また、各ゲームの得点に応じて、箱の外装の★印を塗りつぶすことができます。★が一定数貯まると、物品ボーナスが得られます。中身の物品も、★の塗りつぶし状態も、自分だけのオリジナルになっていくので、とても愛着が湧きます。
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 ゲームが進むごとに、さまざまな要素が、次々に追加されています。共通ボードの建物が増える。ルールが増える。コマやカードの種類・数が増える。次回に持ち越せる所持品が増える。開始時のボーナスが追加される。個人別の特殊能力が追加される。ゲーム全体の複雑さも、プレイヤー個人の能力も、どんどん成長していきます。まるでRPGのようです。次はどうなるのかが楽しみで、どんどん先に進みたくなります。
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★ついに終了! 感動のエンディング、か?
 そうして興奮冷めやらぬ中、全12回のゲームが終わりました。1日に2~3ゲームを行う日もあり、あっという間でした。たいへんおもしろかったです。最初は閑散としていたボードも、ずいぶんとにぎやかになりました。感慨深いものがあります。
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 最後の得点計算です。ゲーム自体は、娘11歳が12戦中8勝(長男4勝、私2勝)で、娘の優勝が予想されていました。しかし、キャンペーンの得点計算は、別の方法で指定があります。が、結局やはり娘の優勝。そして、僅差で私が2位でした。娘の点数は、私の約15%増しで、思ったほど差が付きませんでした。私は、得点よりも、建設や開箱などに注力したのが、功を奏したのかもしれません。
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 そして、最後の銀剥がしは、長男8歳が権利を得ました。エンディングでは、優勝者がなんたらかんたらするのですが、我々が辿り着いたのは、どうにも「バッドエンディング」に見えます。もしや、マルチエンディングなのでしょうか? 終わってみても、謎が残ります。
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★まとめ:ありがとう、チャーターストーン!
 12回のキャンペーンを総合して、良い点、悪い点を書きます。

◎良かった点
・毎回加わる、新しい要素。物品やルールが追加されたり、変化したり、毎回を新鮮な気分で楽しめた。まったく予測していなかった物品が出てくることもあって、意外性があった。少しずつの変化を重ねて、最終回にはずいぶん違った印象のゲームになっていた。キャンペーンを進めるほどに、村がにぎやかになり、個人能力も追加される。一手番でできる選択肢が増え、アクションの強さも高まっていく。存分に成長を楽しめるゲームだと感じた。
・勅許箱。自分の使用する物品は、自分専用の箱に保管し、次ゲームに持ち越せる。箱には、これまでの優勝回数や得点などを記載できる。回を重ねるごとに、自分専用の箱という感覚が増して、愛着が湧いてくる。毎ゲーム、ここから物品を用意するのが楽しみだった。
・物品。多種多様の木製コマ、金属製のコイン、シールになっている建物など、アナログらしい楽しみに満ちている。特に「銀はがし」は、毎回娘11歳が、この権利を得ることだけを目的に作戦を練るほど、魅力的なアイテムだった(自分で選択肢を選べるのが楽しみだったらしい)。明るく楽し気なイラストも、とても魅力的に感じた。


◎悪かった点
・ストーリー。ストーリーを追っていくのも楽しみだったが、カードに記載の文字は小さく、意味・読みが難しい漢字も多い。そして、なんといってもエンディング。結果的に、納得のいかない「?」な結末だった。せっかく12回もやったのに、どうにもスッキリとしない後味で、ちょっと残念だ。
・キャンペーン後。キャンペーン終了後も遊べるというが、遊ぶだろうか。「シールを貼って建築」「木箱を開けて新しい要素を追加」「毎ゲーム終了時の銀はがし」「毎回追加される新しい物品やルール」。これらのギミックがすべてなくなってしまうとなると、魅力は大幅に低減する。少なくとも、しばらくは「お蔵入り」になりそうだ。1万円超えの定価で、キャンペーン1回(12ゲーム)しか遊べないというのは、コストパフォーマンスが良いとは言い難い。


 はじめてのキャンペーン式ボードゲームということで、最後まで遊べるか心配だったのですが、まったくの杞憂でした。毎回追加される楽しい物品、毎ゲームちょっとだけ違う特別ルール、そしてキャンペーン全体のゴールをにらんでの後半戦の進め方など、いままでに経験のない魅力がたっぷり詰まったゲームでした。ありがとう、チャーターストーン!



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