家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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 地上に建物を建て村人を増やしたら、地下洞窟を探検して拠点を築こう。ゲームブック方式のイベントが、冒険の雰囲気を高めるぞ!


 ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「アバブ&ビロウ(Above and Below)」。
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出典:Red Raven Games; Above and Below Rule Book 英語版 (2015)


★検討にあたって
 以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘11歳、長男8歳、次男5歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。

 今回の候補は、「アバブ&ビロウ(Above and Below)」です。



★ゲーム内容の確認
 以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など



1)基本情報
・タイトル:アバブ&ビロウ
・作者:Ryan Laukat
・原題:Above and Below
・発売年:2015年
・出版社(一例): Red Raven Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:90~120分
・推奨年齢:10歳以上

[1] Red Raven Games: Above and Below


2)テーマ
・年代:架空の世界
・場所:放浪の末に見つけた土地
・プレイヤーの立場:故郷を追われた流浪の民
・目的:地上と地下に村を拡大すること。
・行うこと:
 ・新しい村人を集め、地上に住居を建設する。
 ・地下を探検し、拠点を建設する。
 ・物品を収集し、村を豊かにする。


3)外観
・絵柄:明るい色図解。ほのぼのとした人物や建物の絵。
・コンポーネント:
 ・ゲームブック:1冊
 ・ボード:共通ボード1個、共通ボード4個
 ・カード:建物など 約130枚
 ・紙製チップ:資源・現金など 約170個
 ・その他: サイコロ7個、マーカー4個

・箱サイズ:30×30cm(カタンサイズ)
・個人ボード:20×20cm程度(推定)


4)ルール
 以下、英語語版マニュアル(Red Raven Games、2015年)を参照した情報。

○基本システム
・ワーカー割り当てによるアクション選択。
・個人ボードへのカード収集(効果の累積・勝利点獲得)。

○大まかな手順
1)ラウンド制。全7ラウンド。
2)開始プレイヤーから、時計回りに手番をとる。
3)手番では、以下いずれかを行う。
 a)村人カードを使い、アクションを実行する。
 b)パスする(このラウンドの手番は終了)。
4)パスをした人以外で手番を回す。全員パスするまで繰り返す。
5)ボードをリセットし、収入を得る。
6)開始プレイヤーを移動し、次ラウンドを行う。
7)7ラウンドを終えたら、ゲーム終了。

○勝敗
・勝利点が高い人が勝ち。得点源には、以下がある。
 ・所持品:商品・建物
 ・トラック:評判トラックの進捗

○アクション
a)探検:地下を探検する。
b)建築:住居または拠点を買う。
c)収穫:建物から収穫物を得る。
d)伝承:新しい村人を得る。
e)労働:現金を得る。

○特徴的な要素
・村人カード1枚以上を割り当てて、アクションを行う。
 ・使ったカードは休憩中になり、そのラウンドでは使えない。
 ・ラウンド終了時、住居のベッド数だけ村人が復活する。
 ・村人は負傷することもある。回復には2ラウンド必要。
 ・村人によって、可能なアクションに制約がある。

・探検アクションでは、ゲームブックを使う。
 ・洞窟カードを引き、サイコロを振る。
 ・サイコロの出目に対応する番号の文章を、隣の人が読む。
 ・文章の最後に選択肢がある。選択肢ごとに必要なスキル数が異なる。
 ・選択肢とスキル数から、どれを選ぶか決める(報酬は知らされない)。
 ・サイコロを振る。村人の能力と出目から、スキル数が決まる。
 ・スキル数が必要数を超えれば成功。記載の報酬を得られる。

・建設アクションでは、住居か拠点を建てられる。
 ・拠点は、所持している洞窟カードの上に建てる。
 ・建物によっては、特殊効果や終了時得点を与える。

・他プレイヤーとの物品売買ができる。金額は交渉で決める。


5)遊びやすさ
・言語依存:
 ・ストーリーブックは、文章を読んで、選択肢を選ぶ。
・プレイ人数依存:
 ・2~4人用:人数に応じ、使用物品の数量を一部変更する。
・リプレイ性:
 ・使用物品変化:
  ・重要建物カードは、所定数をランダムに選んで使う。
 ・ランダム要素:
  ・村人・建物・探検カードの出現順はランダム。
  ・サイコロの出目はランダム。


6)入手性
・日本語版:アークライトから発売されている[5]。定価6380円。
 ・国内アマゾンで普通に購入できる。実売約4500円。

※2022/6現在の状況。
[5]アークライトゲームス:アバブ&ビロウ 完全日本語版




★考察:「アバブ&ビロウ」の魅力と懸念点
 明るいイラストと、ゲームブックを使った洞窟探検が楽しそうで、目を引きました。

◎魅力を感じた点
・物品。なんといっても、大型のゲームブックが付属するのがよい。冒険の旅に出かけるのが楽しみだ。ほんわかとした村人たちの絵柄が、見ていてほのぼのとする。明るい色使いも素敵だ。
・ルール。村人をワーカーとして割り当て、アクションを実行するというのが分かりやすい。サイコロを使うので運要素が加わり、戦略と偶然性のバランスがよさそう。子供たちといっしょに、互角に遊べそうだ。

◎懸念点
・言語依存。ストーリーブックがキモだが、漢字混じりで、文字も小さい。大人は老眼で厳しく、子供(長男8歳、次男5歳)は文字が読めない。選択結果を隠すため、「隣の人が読む」ことが必要とされる。子供たちと遊ぶ場合、じゅうぶんに楽しめないのでは。


★判定結果:「アバブ&ビロウ」は買うべきか?
 以上を踏まえて、「アバブ&ビロウ」を買うべきかどうか、判定しました。

 判定結果:気になる。

※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。

ゲームブックを使った冒険が魅力的。ただ、子供たちが文字をスラスラ読めないことを考えると、スムーズに遊べるか懸念があります。いったん購入は保留ですが、子供たちの識字能力の発達を見ながら、継続検討したいと思います。



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