家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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 少女が眠る夜、悪の手先が暗躍する。ぬいぐるみの動物たちとなって、子供たちを悪夢から守るのだ! ストーリーブックに沿って進む、キャンペーン式アドベンチャー。


 ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「ヌイグルミ騎士団と少女の夢(Stuffed Fables)」。
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出典:Z-Man Games; Stuffed Fables Rulebook 英語版 (2017)


★検討にあたって
 以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘11歳、長男8歳、次男5歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。

 今回の候補は、「ヌイグルミ騎士団と少女の夢(Stuffed Fables)」です。



★ゲーム内容の確認
 以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など



1)基本情報
・タイトル:ヌイグルミ騎士団と少女の夢/ぬいぐるみ物語
・作者: Jerry Hawthorne
・原題:Stuffed Fables
・発売年:2018年
・出版社(一例):Z-man Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:60~90分
・推奨年齢:7歳以上

[1] Z-man Games: Stuffed Fables


2)テーマ
・年代:現代
・場所:少女の眠るベッドの下
・プレイヤーの立場:ぬいぐるみの動物たち
・目的:暗躍する悪の手先から子供たちを守ること。
・行うこと:
 ・仲間と協力して敵と戦う。
 ・道中、さまざまなキャラクターと出会う。
 ・探検し、アイテムを入手する。
 ・選択肢を選び、ストーリーを進める。


3)外観
・絵柄:絵本風のイラスト。幻想的な、やや暗めの色使い。
・コンポーネント:
 ・ストーリーブック:1冊
 ・プラ製コマ:主人公・敵など 約20個
 ・カード:イベントなど 約190枚
 ・紙製チップ:ボタンなど 約70個
 ・その他:サイコロ35個+袋1個

・サイズ感:箱30×30cm(カタンサイズ)、ストーリーブック:見開き時30×60cm程度(推定)


4)ルール
 以下、英語語版マニュアル(Z-man Games、2017年)を参照した情報。

○基本システム
・協力型キャンペーン(ストーリーに沿った複数回ゲーム)。
・ストーリーブックによる選択と分岐。
・サイコロ出目による効果判定。


○大まかな手順
1)キャンペーン式。複数回のゲームで構成される。

2)プレイヤー1人が、ぬいぐるみ1体を担当する。

3)ストーリーブックの指示されたページを開く。

4)開始プレイヤーから、時計回りに手番をとる。

5)手番では以下を順に行う。
 ①袋からサイコロ5個を引く。
 ②白サイコロがあれば振る。結果に応じて詰め物を得る。
 ③黒サイコロがあれば、恐怖トラックに置く。
 ④サイコロを選んで振り、可能なアクションを行う。
 ⑤サイコロが尽きるか、パスするまで続ける。

6)恐怖トラックのサイコロ数に応じて、敵ターンを行う。
 ①恐怖トラックのサイコロを振る。
 ②敵カードと基本ルールに従い、移動・攻撃する。

7)次プレイヤーが手番をとる。

8)勝敗が定まるまで継続する。


○勝敗
・ストーリーブックで成功が示されれば、プレイヤーの勝ち。
・全プレイヤーのぬいぐるみが同時に潰れたら、負け。


○アクション
・サイコロを消費して、アクションを行う。
a)移動:出目の歩数まで移動する。
 ・色付き線を通るには、その色のサイコロを消費する。
b)保存:個人ボードにサイコロをキープする。
c)応援:別プレイヤーにサイコロまたは詰め物を渡す。
d)近距離攻撃:赤サイコロ必須。隣接マスの敵を攻撃。
e)遠距離攻撃:緑サイコロ必須。所定範囲の敵を攻撃。
f)探索:黄サイコロ必須。アイテムを得る。
・紫色のサイコロは、どの色の代わりにもできる。


○イベント
・止まったマスにより、イベントが発生する。
a)迷子:キャラクターと遭遇する。
b)観察:ストーリーブックの所定段落を読む。
c)物品:アイテムカードを買える。


○特徴的な要素
・ストーリーブックを開き、メインボードとして用いる。
・各プレイヤーが、ぬいぐるみキャラクターを担当する。
 ・キャラクターごとに個別能力がある。
 ・ぬいぐるみの詰め物(綿)が、ライフに相当する。
 ・ライフがゼロになると、ぬいぐるみは潰れる。
 ・潰れた後、詰め物を1個以上取得すれば復活できる。
・同色のサイコロは、2個以上を同時に振ってもよい。
 ・複数振ったときは、合計値で効果を判定する。

・サイコロを使ったイベントがある。
 a)スキルテスト:
  ・指示された色のサイコロで、所定値以上を出す。
  ・結果により、ストーリーが分岐する。
 b)グループタスク:
  ・誰でも指示色のサイコロをトラックに置く。
  ・合計値が所定値を超えれば、ストーリーが進む。

・敵には通常の敵と、ボスがいる。
 ・攻撃時、サイコロ出目が防御力を超えれば攻撃成功。
 ・通常の敵は1回で倒せる。ボスには耐久値がある。


5)遊びやすさ
・言語依存:
 ・ストーリーブックは、漢字混じりの文字が満載。ふりがななし。
 ・各カードの効果説明も、文字による記載。
・プレイ人数依存:
 ・2~4人用:人数によらず、同じルールで遊ぶ。
・リプレイ性:
 ・使用物品変化:
  ・ストーリーに沿って、使用物品やルールが変化する。
 ・ランダム要素:
  ・サイコロの出目はランダム。
  ・各カードの出現順はランダム。


6)入手性
・日本語版:アークライトより販売[5]。定価9350円。
 ・国内アマゾンで普通に販売。実売6400円。

※2022/6現在の状況。
[5]アークライトゲームス:ヌイグルミ騎士団と少女の夢 完全日本語版




★考察:「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」の魅力と懸念点
 ゲームブック仕立てで、ストーリーを追っていくシステムと、大ぶりのフィギュアにひかれました。

◎魅力を感じた点
・ゲームブック仕立て。ストーリーを追っていくキャンペーン式ゲームとして「チャーターストーン」を、子供たち(娘11歳、長男8歳)と、とても楽しく遊べた。同様にストーリーに沿って、何度もゲームを繰り返していく本商品は、子供たちの食いつきが良さそうだ。ファンタジー世界で敵を倒していく設定も、子供にとって受け入れやすいだろう。
・協力型。協力型ゲームは、これまで我が家では経験したことがない。どんな具合のプレイ感になるのか、たいへん興味深い。
・入手性。内容から日本語版が必須だが、普通に販売されている。価格も下がり気味(約6500円)で、今が買い時では。


◎懸念点
・言語依存。日本語版でも、ストーリーブックは小さな文字が満載で、ふりがなもない。難しい漢字や語句も多いようだ。娘11歳は自分で読みたがると思われるため、特別ルールなどは、間違いが生じないか心配だ。2回読むことになり、手間と時間がかかるのでは。その間に、長男8歳が横で退屈しそうだ。集中力を保てるのか、心配がある。
・協力型。協力型ゲームは、これまで我が家では経験したことがない。1~2時間遊んだあげくに「敗北」となると、相当の喪失感を感じてしまうのでは。難易度が高すぎることがないのか、スムーズに話を進められるか、懸念がある。
・ゲーム性。ルールブックを読む限り、純粋なボードゲームとして、おもしろそうに感じる部分が見つからない。ストーリーも文字が多く、読みづらそうだ。
・フィギュア。登場キャラクターの、大ぶりのフィギュアが付属するが、彩色されていない。ぜひ彩色したいのだが、塗装には時間と労力がかかる。ゲームをやりつつ、塗装にまで手をかけられるか、不安がある。


★判定結果:「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」は買うべきか?
 以上を踏まえて、「ヌイグルミ騎士団と少女の夢」を買うべきかどうか、判定しました。

 判定結果:気になる。

※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。

ヌイグルミが悪を倒すという、子供にも理解しやすい設定。ゲームブックに沿ってストーリーが分岐するシステム。ゲーム性には多少疑問があるものの、ぜひ遊んでみたい商品です。飼うべきかどうか、継続検討事案とします。



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