幼稚園~小学生の子供と遊ぶボードゲームを物色しています。今回は、「海底探検」をテーマにした商品を、比較検討します。
<検討対象>
・ディープ・ブルー Deep Blue
・コーラリア Coralia
・レック・レイダース Wreck Raiders
★海底探検ゲームで子供と遊ぼう!!
子供たちと一緒に、ボードゲームを楽しんでいます。子供と遊ぶときに重要と感じるのが、「テーマ」です。テーマに関心があるかどうかで、子供たちの集中度合が、大幅に変わるからです。例えば、「開拓」や「移民」をテーマにした「カタン」「プエルトリコ」といったゲームは、子供たちにはピンとこないようで、人気がありません。一方、「牛を連れて歩く」「遺跡を探検する」というテーマの「グレート・ウエスタン・トレイル」や「ロストシティ:ボードゲーム」は、子供たちが楽しそうに遊びます。

いろいろなボードゲームを物色する中で、子供たちに評判がよさそうなテーマを見つけました。「海底探検」です。海底を調査したり探検したりして、貴重な品々や、隠された宝を集めたりするゲームです。
今回は、「海底探検」がテーマのゲームのうち、1時間程度で終わるものをピックアップしました。子供と遊ぶのを前提に、比較検討します。
★「海底探検」ゲーム、どれで遊ぶ?
今回、以下のボードゲームを比較検討します。
1)ディープ・ブルー
2)コーラリア
3)レック・レイダース
★1)ディープ・ブルー(Deep Blue)
海洋探査船の船長となり、海底に隠された宝を探すゲーム。2~5人用、約45分、8歳以上。日本語版の販売あり。カードを使って船を進めたり、仲間を集めたりします。探索のときは、袋から宝を引いて運試し。当たりが出れば得点ですが、ハズレを規定数引くと、すべての宝が没収になります。探索には複数プレイヤーが参加できるので、ワイワイと盛り上がりそうです。(詳細な内容説明は、→こちらの記事)
大まかな手順は以下:
1)各自、同じ構成のカードの山(個人デッキ)を持ってスタート。
2)開始プレイヤーから、時計回りに手番を取る。
3)手番では、以下のいずれかを行う。
a)移動:移動用カードを使い、船を移動する。
b)購入:購入用カードを使い、新しいカードを手札に加える。
c)休憩:使用したカードを、所定数だけ手札に戻す。
d)探索:海底に潜り、宝を探す。
・隣接マスにいるプレイヤーは、宝探しに参加できる。
・袋から1個ずつ、宝を引く。いつでも引くのをやめられる。
・危険色が計2個出たら、強制終了で得点できない。
・所定のカードを使って、加点ができる。
・探索後、その場所タイルを除外する。
4)所定の場所タイルがなくなったら、ゲーム終了。
5)得点が高い人が勝ち。
[1]ホビージャパン:ディープ・ブルー
https://hobbyjapan.games/deep_blue/
<良さそうなところ>
・使用物品。獲得した得点チップは、プラ製の宝箱に収容する。宝が増えていく満足感にひたれそうだ。
・袋から宝を引く行為。危険な色を引いてしまわないように、でもたくさん得点をとれるように、どこまで攻めるか。ドキドキ感がありそう。宝を引く人本人だけでなく、他プレイヤーも参加できるので、待つばかりとならず、緊張感を保てそう。
・日本語版があり、普通に入手できる。
<いまひとつのところ>
・プレイ人数。袋から宝を引くときには、人数が多いほうが盛り上がりそう。2人で遊ぶと、じゅうぶんに楽しめないかもしれない。
・使用物品。宝と、宝を置くボードが、かなりミニサイズ。全員で使うものなので、もっと大きい方が使いやすいと思う。
・多少の言語依存あり。一部カードには、文字による説明がある。漢字が読めない小さい子(長男7歳、次男5歳)には、説明が必要だろう。
★2)コーラリア(Coralia)
色鮮やかなサンゴ礁が舞台。海洋探査船の調査員となって、さまざまな生物を調査したり、時には宝物を発見したりします。2~4人、30~35分、10歳以上。日本語版は未発売。カラフルなサイコロを、ボード上のマスに配置することで、さまざまな特典を得られます。
大まかな手順は以下:
1)開始プレイヤーから、時計回りに手番をとる。
2)手番では、以下を順に行う。
i)サイコロの皿を受け取り、サイコロ4個に補充する。
ii)サイコロをすべて振る。
iii)サイコロを1個選び、ボードの同じ色・印のマスに置く。
iv)マスに対応するアクションを行う。以下がある。
・所定のカードを得る。
・所定のタイルを得て、即時効果を発動する。
・所定の自色コマをボードに置く。
3)所定数のサイコロが置かれたら、ゲーム終了。
4)以下要素から得点計算する。もっとも高い点の人が勝ち。
・ゲーム中に得た得点。
・カードによる得点。種類により方法が異なる。
・ボードの自色コマによる得点。
[2]Hutter Trade: Huch! - Coralia
https://hutter-trade.com/en/product-range/product/coralia/
<良さそうなところ>
・カラフルな半透明のサイコロ。にぎやかな見た目で、楽しく遊べそうだ。
・日本語版はないが、物品には言語依存がなく問題なし。
<いまひとつのところ>
・サイコロ。毎回、手番で4個のサイコロを振る。サイコロを振る「間」があるので、ゲーム進行がスムーズでないかもしれない。
・ゲーム進行。サイコロを振って、置くだけの繰り返し。さまざまな得点方法があるものの、飽きてしまうのでは。
★3)レック・レイダース(Wreck Raiders)
プレイヤーはトレジャーハンターで、海底に眠る宝や、美しい貝殻を集めます。1~5人用、45分、10歳以上。日本語版は未発売。サイコロの目にしたがってダイバーを配置して、対応する宝を集めるゲーム。集めた宝の配置により、得点が増えます。
大まかな手順は以下:
1)所定数のサイコロを振り、所定の置場に置く。
2)開始プレイヤーから、時計まわりに手番をとる。
3)手番では、以下を順に行う。
i)サイコロを1個選び、取る。
ii)同じ目のマスどれかを選び、ダイバーを置く。
・海底か、砂浜を選べる。
・同じ海底マスにいるダイバーは、砂浜に押し出される。
iii)置いた場所に対応する物品を取る。
・海底では、対応する種類の宝を得られる。
・宝は、個人ボードに配置する。配置により加点がある。
・砂浜では、記載された貝殻を得られる。
iv)目標カードの種類・数の宝を集めたら、そのカードを取れる。
v)貝殻を払い、水族館タイルを買える。
4)サイコロが尽きたら、所定数のサイコロを振る。
5)誰かが所定数の目標カードを取ったら、ゲーム終了。
6)以下要素から得点計算する。得点の高い人が勝ち。
・目標カードの点数。
・所持している宝の点数と、配置によるボーナス点。
・水族館の点数。
[3]KTBG Kids Table Board Gaming: Wreck Raiders
https://www.kidstablebg.com/wreck-raiders
<良さそうなところ>
・得点方法。ボードには、展示室と金庫の、2つの置場がある。同じ宝を取っても、どちらに置くかで得点方法が異なる。さらに水族館など、さまざまな得点源があるので、いろいろな作戦を考えられそうだ。
・日本語版はないが、物品には言語依存がなく問題なし。
<いまひとつのところ>
・使用物品。全体に絵柄が質素な感じで、ワクワクしてこない。
★まとめ:海底探検らしさなら「ディープ・ブルー」がベスト!
「海底探検」をテーマとしたボードゲームとして、以下を比較検討しました。
1)ディープ・ブルー
2)コーラリア
3)レック・レイダース
「海底探検」というテーマを活かし、ドキドキ・ワクワクの時間を楽しめそうなのが、「ディープ・ブルー」です。 いちかばちかで袋から宝を引く、という場面は、考えただけで興奮してきます。ぜひ欲しいゲームです!
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<検討対象>
・ディープ・ブルー Deep Blue
・コーラリア Coralia
・レック・レイダース Wreck Raiders
★海底探検ゲームで子供と遊ぼう!!
子供たちと一緒に、ボードゲームを楽しんでいます。子供と遊ぶときに重要と感じるのが、「テーマ」です。テーマに関心があるかどうかで、子供たちの集中度合が、大幅に変わるからです。例えば、「開拓」や「移民」をテーマにした「カタン」「プエルトリコ」といったゲームは、子供たちにはピンとこないようで、人気がありません。一方、「牛を連れて歩く」「遺跡を探検する」というテーマの「グレート・ウエスタン・トレイル」や「ロストシティ:ボードゲーム」は、子供たちが楽しそうに遊びます。

いろいろなボードゲームを物色する中で、子供たちに評判がよさそうなテーマを見つけました。「海底探検」です。海底を調査したり探検したりして、貴重な品々や、隠された宝を集めたりするゲームです。
今回は、「海底探検」がテーマのゲームのうち、1時間程度で終わるものをピックアップしました。子供と遊ぶのを前提に、比較検討します。
★「海底探検」ゲーム、どれで遊ぶ?
今回、以下のボードゲームを比較検討します。
1)ディープ・ブルー
2)コーラリア
3)レック・レイダース
★1)ディープ・ブルー(Deep Blue)
海洋探査船の船長となり、海底に隠された宝を探すゲーム。2~5人用、約45分、8歳以上。日本語版の販売あり。カードを使って船を進めたり、仲間を集めたりします。探索のときは、袋から宝を引いて運試し。当たりが出れば得点ですが、ハズレを規定数引くと、すべての宝が没収になります。探索には複数プレイヤーが参加できるので、ワイワイと盛り上がりそうです。(詳細な内容説明は、→こちらの記事)
大まかな手順は以下:
1)各自、同じ構成のカードの山(個人デッキ)を持ってスタート。
2)開始プレイヤーから、時計回りに手番を取る。
3)手番では、以下のいずれかを行う。
a)移動:移動用カードを使い、船を移動する。
b)購入:購入用カードを使い、新しいカードを手札に加える。
c)休憩:使用したカードを、所定数だけ手札に戻す。
d)探索:海底に潜り、宝を探す。
・隣接マスにいるプレイヤーは、宝探しに参加できる。
・袋から1個ずつ、宝を引く。いつでも引くのをやめられる。
・危険色が計2個出たら、強制終了で得点できない。
・所定のカードを使って、加点ができる。
・探索後、その場所タイルを除外する。
4)所定の場所タイルがなくなったら、ゲーム終了。
5)得点が高い人が勝ち。
[1]ホビージャパン:ディープ・ブルー
https://hobbyjapan.games/deep_blue/
<良さそうなところ>
・使用物品。獲得した得点チップは、プラ製の宝箱に収容する。宝が増えていく満足感にひたれそうだ。
・袋から宝を引く行為。危険な色を引いてしまわないように、でもたくさん得点をとれるように、どこまで攻めるか。ドキドキ感がありそう。宝を引く人本人だけでなく、他プレイヤーも参加できるので、待つばかりとならず、緊張感を保てそう。
・日本語版があり、普通に入手できる。
<いまひとつのところ>
・プレイ人数。袋から宝を引くときには、人数が多いほうが盛り上がりそう。2人で遊ぶと、じゅうぶんに楽しめないかもしれない。
・使用物品。宝と、宝を置くボードが、かなりミニサイズ。全員で使うものなので、もっと大きい方が使いやすいと思う。
・多少の言語依存あり。一部カードには、文字による説明がある。漢字が読めない小さい子(長男7歳、次男5歳)には、説明が必要だろう。
★2)コーラリア(Coralia)
色鮮やかなサンゴ礁が舞台。海洋探査船の調査員となって、さまざまな生物を調査したり、時には宝物を発見したりします。2~4人、30~35分、10歳以上。日本語版は未発売。カラフルなサイコロを、ボード上のマスに配置することで、さまざまな特典を得られます。
大まかな手順は以下:
1)開始プレイヤーから、時計回りに手番をとる。
2)手番では、以下を順に行う。
i)サイコロの皿を受け取り、サイコロ4個に補充する。
ii)サイコロをすべて振る。
iii)サイコロを1個選び、ボードの同じ色・印のマスに置く。
iv)マスに対応するアクションを行う。以下がある。
・所定のカードを得る。
・所定のタイルを得て、即時効果を発動する。
・所定の自色コマをボードに置く。
3)所定数のサイコロが置かれたら、ゲーム終了。
4)以下要素から得点計算する。もっとも高い点の人が勝ち。
・ゲーム中に得た得点。
・カードによる得点。種類により方法が異なる。
・ボードの自色コマによる得点。
[2]Hutter Trade: Huch! - Coralia
https://hutter-trade.com/en/product-range/product/coralia/
<良さそうなところ>
・カラフルな半透明のサイコロ。にぎやかな見た目で、楽しく遊べそうだ。
・日本語版はないが、物品には言語依存がなく問題なし。
<いまひとつのところ>
・サイコロ。毎回、手番で4個のサイコロを振る。サイコロを振る「間」があるので、ゲーム進行がスムーズでないかもしれない。
・ゲーム進行。サイコロを振って、置くだけの繰り返し。さまざまな得点方法があるものの、飽きてしまうのでは。
★3)レック・レイダース(Wreck Raiders)
プレイヤーはトレジャーハンターで、海底に眠る宝や、美しい貝殻を集めます。1~5人用、45分、10歳以上。日本語版は未発売。サイコロの目にしたがってダイバーを配置して、対応する宝を集めるゲーム。集めた宝の配置により、得点が増えます。
大まかな手順は以下:
1)所定数のサイコロを振り、所定の置場に置く。
2)開始プレイヤーから、時計まわりに手番をとる。
3)手番では、以下を順に行う。
i)サイコロを1個選び、取る。
ii)同じ目のマスどれかを選び、ダイバーを置く。
・海底か、砂浜を選べる。
・同じ海底マスにいるダイバーは、砂浜に押し出される。
iii)置いた場所に対応する物品を取る。
・海底では、対応する種類の宝を得られる。
・宝は、個人ボードに配置する。配置により加点がある。
・砂浜では、記載された貝殻を得られる。
iv)目標カードの種類・数の宝を集めたら、そのカードを取れる。
v)貝殻を払い、水族館タイルを買える。
4)サイコロが尽きたら、所定数のサイコロを振る。
5)誰かが所定数の目標カードを取ったら、ゲーム終了。
6)以下要素から得点計算する。得点の高い人が勝ち。
・目標カードの点数。
・所持している宝の点数と、配置によるボーナス点。
・水族館の点数。
[3]KTBG Kids Table Board Gaming: Wreck Raiders
https://www.kidstablebg.com/wreck-raiders
<良さそうなところ>
・得点方法。ボードには、展示室と金庫の、2つの置場がある。同じ宝を取っても、どちらに置くかで得点方法が異なる。さらに水族館など、さまざまな得点源があるので、いろいろな作戦を考えられそうだ。
・日本語版はないが、物品には言語依存がなく問題なし。
<いまひとつのところ>
・使用物品。全体に絵柄が質素な感じで、ワクワクしてこない。
★まとめ:海底探検らしさなら「ディープ・ブルー」がベスト!
「海底探検」をテーマとしたボードゲームとして、以下を比較検討しました。
1)ディープ・ブルー
2)コーラリア
3)レック・レイダース
「海底探検」というテーマを活かし、ドキドキ・ワクワクの時間を楽しめそうなのが、「ディープ・ブルー」です。 いちかばちかで袋から宝を引く、という場面は、考えただけで興奮してきます。ぜひ欲しいゲームです!
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