国内外で根強い人気のボードゲーム「プエルトリコ(Puerto Rico)」海外版に、自前でアイコンシールを貼りました。これなら、文字が読めない子供も遊べます!
<プエルトリコ 関連記事>
・ボードゲーム「プエルトリコ」購入検討
・やっぱり、プエルトリコは遊べない!~奴隷制に反対します!
★海外版ボードゲーム「言葉の壁」
本格的なボードゲーム(ドイツゲーム、ユーロゲーム)に熱中しています。あれこれと、我が家に合いそうな商品を物色しているのですが、問題があります。それは、「言語依存」です。本格ボードゲームの多くは欧州が発祥で、表記は英語であることが多いです。ルールは、頑張って和訳すれば、なんとかなるにしても、物品の記載が英語だと、どうしようもありません。
しかし、この度、どうしても欲しいゲームがありました。「プエルトリコ(Puerto Rico)」というゲームです。日本語版が売っていません。
20年ほど前のゲームですが、海外有名ボードゲームマニアサイト「Board Game Geek(通称BGG)」で、何年にもわたり人気ランキング1位を維持したそうな。ぜひ「プエルトリコ」を遊びたくて、ルールや内容を、詳しく調査・検討しました。で、買っちゃったと。英語版なのに。

★日本語でも読めない! じゃあアイコンだ!
さて、このプエルトリコですが、ゲームの物品(カード、タイル)にも、説明文が英語で書かれています。説明文が読めないと、作用効果の把握ができない作りです。最近のゲームは、こうした「言葉の壁」に配慮して、物品には文字を記載せず、「アイコン」だけで表現されることも多いようです。私の最初に出会ったボードゲーム「アルマ・マータ(Alma Mater)」も、この流れをくむものでした(ごく一部だけ日本語で記載)。しかしプエルトリコは、20年も前のゲーム。いまほどグローバル化は当然になってはおらず、英語表記で十分だったのかもしれません。

そこで今回! 自前での「アイコン化」に挑戦することにしました。日本語でも、言葉での表現であると、小さい子供たち(長男7歳、次男4歳)には読めません。また、読みながらではゲーム進行がとどこおってしまう心配もあります。やっぱり、現代のグローバル時代には、アイコン化だよ、君ィ! (実はプエルトリコを買った理由のひとつが、アイコン化に挑戦したかった、ということでもあります。)
★悪戦苦闘! 限られた絵文字、はがれるタイル!
アイコン化ですが、タイルにシールを貼る方法としました。そして、シールには、ラベルライター(カシオ・ネームランド)を使いました。プリンターでなくラベルライターとした理由は、①簡単に印刷できる、②長さ方向を切るだけでよい、③こすれに強い、などです。
ただ、ラベルライターだと、表現に制約ができます。アイコンとして使えるのは絵文字しかなく、その絵文字も、ごく限られた種類しかないのです(昔の携帯電話機のような感じ)。限られた絵文字をうまく組み合わせて、分かりやすいアイコンを作るのが、私の腕の見せどころです。燃えてきたぜェ!!
しかし、思っていたほど簡単ではありませんでした。タイルが思いのほか小さくて、1行に5~6文字しか入らないのです。字が小さくて読めなかったり、シールを貼るときに曲がったり。はがしたらタイルの紙ごと剥がれてきたり。ああもう、どうしよう! まさか、買い直しになるのか? やらなきゃよかった!


そうした苦労の末、完成しました。全29種類の施設タイル。それらの永続効果を、見事な表現力で、アイコン化しています。「みすぼらしい」だなんて、言わせないんだからねッ!!

ゲームのキモの「職業カード」も、この通り。一般プレイヤーのアクションと、開始プレイヤーの特権が、丸わかりだぜ!(子供には、まったく意味がわからん、と言われました。)

★まとめ:みんなで遊べるアイコン化!
そうして自前「アイコン化」したコンポーネントを使って、はじめてのプエルトリコです! 私、娘10歳、長男7歳でチャレンジ。
「俺は建築士だ!」 「はーい、家建てまーす。」
「私が町長だよ!」 「ほーい。人、集めまーす。」
「工場長の出番だぜ!」 「製品できましたー。」
なんだか楽しい。自分でアクションを選ばなくていいのは、とてもラクチンです。しかし、なぜかこれで得点差が付くのだから、不思議なゲームです。

だんだん畑や建物が増えて、島がにぎやかになっていきます。最初は分かりにくかったアイコンも、だんだん意味が分かってきました。7歳は文字が読めませんが、問題はない様子(ただし、アイコンは見ておらず、口頭で確認している)。

ほんなこんなで、楽しい時間を過ごせました。みんなに優しいアイコン化、とっても良い具合です。

★追記:2023/1/8 奴隷賞賛ゲームは遊べないよ!!
衝動買いに近い形で買ったものの、我が家には合いませんでした。やはり「奴隷から搾取して私腹を肥やす」というイメージが拭えず、子供たちと遊ぶのが辛くなりました。ワーカーが「茶色コマ」というのも、黒人奴隷を想起させてしまいます。
この顛末は、以下の記事に、詳しく書きました。とても苦い教訓です。
・やっぱり、プエルトリコは遊べないよ!~奴隷制に反対します!
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★海外版ボードゲーム「言葉の壁」
本格的なボードゲーム(ドイツゲーム、ユーロゲーム)に熱中しています。あれこれと、我が家に合いそうな商品を物色しているのですが、問題があります。それは、「言語依存」です。本格ボードゲームの多くは欧州が発祥で、表記は英語であることが多いです。ルールは、頑張って和訳すれば、なんとかなるにしても、物品の記載が英語だと、どうしようもありません。
しかし、この度、どうしても欲しいゲームがありました。「プエルトリコ(Puerto Rico)」というゲームです。日本語版が売っていません。
20年ほど前のゲームですが、海外有名ボードゲームマニアサイト「Board Game Geek(通称BGG)」で、何年にもわたり人気ランキング1位を維持したそうな。ぜひ「プエルトリコ」を遊びたくて、ルールや内容を、詳しく調査・検討しました。で、買っちゃったと。英語版なのに。

★日本語でも読めない! じゃあアイコンだ!
さて、このプエルトリコですが、ゲームの物品(カード、タイル)にも、説明文が英語で書かれています。説明文が読めないと、作用効果の把握ができない作りです。最近のゲームは、こうした「言葉の壁」に配慮して、物品には文字を記載せず、「アイコン」だけで表現されることも多いようです。私の最初に出会ったボードゲーム「アルマ・マータ(Alma Mater)」も、この流れをくむものでした(ごく一部だけ日本語で記載)。しかしプエルトリコは、20年も前のゲーム。いまほどグローバル化は当然になってはおらず、英語表記で十分だったのかもしれません。

そこで今回! 自前での「アイコン化」に挑戦することにしました。日本語でも、言葉での表現であると、小さい子供たち(長男7歳、次男4歳)には読めません。また、読みながらではゲーム進行がとどこおってしまう心配もあります。やっぱり、現代のグローバル時代には、アイコン化だよ、君ィ! (実はプエルトリコを買った理由のひとつが、アイコン化に挑戦したかった、ということでもあります。)
★悪戦苦闘! 限られた絵文字、はがれるタイル!
アイコン化ですが、タイルにシールを貼る方法としました。そして、シールには、ラベルライター(カシオ・ネームランド)を使いました。プリンターでなくラベルライターとした理由は、①簡単に印刷できる、②長さ方向を切るだけでよい、③こすれに強い、などです。
ただ、ラベルライターだと、表現に制約ができます。アイコンとして使えるのは絵文字しかなく、その絵文字も、ごく限られた種類しかないのです(昔の携帯電話機のような感じ)。限られた絵文字をうまく組み合わせて、分かりやすいアイコンを作るのが、私の腕の見せどころです。燃えてきたぜェ!!
しかし、思っていたほど簡単ではありませんでした。タイルが思いのほか小さくて、1行に5~6文字しか入らないのです。字が小さくて読めなかったり、シールを貼るときに曲がったり。はがしたらタイルの紙ごと剥がれてきたり。ああもう、どうしよう! まさか、買い直しになるのか? やらなきゃよかった!


そうした苦労の末、完成しました。全29種類の施設タイル。それらの永続効果を、見事な表現力で、アイコン化しています。「みすぼらしい」だなんて、言わせないんだからねッ!!

ゲームのキモの「職業カード」も、この通り。一般プレイヤーのアクションと、開始プレイヤーの特権が、丸わかりだぜ!(子供には、まったく意味がわからん、と言われました。)

★まとめ:みんなで遊べるアイコン化!
そうして自前「アイコン化」したコンポーネントを使って、はじめてのプエルトリコです! 私、娘10歳、長男7歳でチャレンジ。
「俺は建築士だ!」 「はーい、家建てまーす。」
「私が町長だよ!」 「ほーい。人、集めまーす。」
「工場長の出番だぜ!」 「製品できましたー。」
なんだか楽しい。自分でアクションを選ばなくていいのは、とてもラクチンです。しかし、なぜかこれで得点差が付くのだから、不思議なゲームです。

だんだん畑や建物が増えて、島がにぎやかになっていきます。最初は分かりにくかったアイコンも、だんだん意味が分かってきました。7歳は文字が読めませんが、問題はない様子(ただし、アイコンは見ておらず、口頭で確認している)。

ほんなこんなで、楽しい時間を過ごせました。みんなに優しいアイコン化、とっても良い具合です。

★追記:2023/1/8 奴隷賞賛ゲームは遊べないよ!!
衝動買いに近い形で買ったものの、我が家には合いませんでした。やはり「奴隷から搾取して私腹を肥やす」というイメージが拭えず、子供たちと遊ぶのが辛くなりました。ワーカーが「茶色コマ」というのも、黒人奴隷を想起させてしまいます。
この顛末は、以下の記事に、詳しく書きました。とても苦い教訓です。
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