家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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ボードゲーム「アルマ・マータ」の攻略記事です。
 今回は、セットアップカード、研究カード、栄光タイルの全種類を確認します。


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★すべてのカードを把握して、ハイスコアを目指せ!
 ボードゲーム「アルマ・マータ~我らが母校(完全日本語版;Alma Mater)」で遊び過ぎています。ワーカープレースメント方式の、重量級ボードゲームです。

 これまで、すでに約40回(通常プレイ+ソロプレイ)遊んでいます。この経験を活かして、攻略記事を書きます。今回は、セットアップカード、研究カード、栄光タイルについて、全種類の内容を確認します。


★セットアップカード:1点≒1.5ダカット!
 セットアップカードの全容は、下の写真の通りです。
20210417za00.jpg

 セットアップカードには、上部に点数が書かれています。この点数が大きいほど、豪華なリソースが得られます。反面、小さいほど、プレイ順は有利になります(合計点数が小さい人から先にプレイ)。この1点は、おおむね6ダカット相当となります。すなわち、セットアップカードの価値をダカットに換算すると、以下の通りです。
・4点=6ダカット相当
・5点=7.5ダカット相当
・6点=9ダカット相当
・7点=10.5ダカット相当
・8点=12ダカット相当
・9点=13.5ダカット相当

 そして、セットアップにおける各リソースの価値は、以下のようになっているようです。
・勝利点1点=1ダカット相当
・自色の教科書1冊=2ダカット相当
・他色の教科書1冊=4ダカット相当
・辞書1冊=2ダカット相当
・研究ステップ緑1個=6ダカット相当
・芸術学部の学生1人=12ダカット相当

 一方、ゲーム中では、おおむね以下のような価値です。
・勝利点1点=1.5ダカット相当
・自色の教科書=1ダカット相当
・他色の教科書=2.5ダカット相当
・辞書=3ダカット相当
・研究ステップ緑1個=5ダカット相当
・芸術学部の学生1人=6ダカット相当

 すなわち、セットアップ時の価値と、ゲーム中の価値には違いがある点に、注意が必要です。セットアップ時に本を持っていることは、学会や古書店で購入するアクションを省略できるわけですから、その分の価値が上乗せされている、と理解されます。反面、ポイントは拡大再生産には役立たず、セットアップ時に受け取る有用性は低いものです。

 セットアップカードの選択は、ゲーム序盤の戦略を決定づけるため、非常に重要です。うまく使えば1手目から教授や高位の学生を取ることもできます。あるいは、胸像aのボーナスに、最初から大きく近づくこともできます。カードの内容をよく把握しておくことで、序盤を容易に進められるようになると思います。


★研究トラック:大きく異なるコストとボーナス!
 研究カードに記載された研究トラックの内容は、カードごとに大きな違いがあります。大まかに分けて、各マイルストーン段階(A~E)で、それぞれ4種類のタイプがあります。以下の通りです。
・タイプ1:コスト=教授や学生数の条件を満たすこと。ボーナス=教授・本。
・タイプ2:コスト=ダカット。ボーナス=学生。
・タイプ3:コスト=マスターや教授の行動。ボーナス=ポイント。
・タイプ4:コスト=本。ボーナス=ダカット。
20210417za01.jpg
 
 タイプ1は、もっとも見返りが大きいです。特に、マイルストーン4・5では、教授が無料でもらえます。ダ・ヴィンチがいる場合などは、一気に教授を2枚もらえることになり、大逆転も可能です。また、このステップを進むコストは、教授2人以上、学生7人以上などの「条件」であり、ゲームの後半になると、一気に何ステップも進むことが可能です。以上の構造から、ゲームの流れを大きく変え得るのが、このタイプ1と言えます。
 タイプ2は、ダカットを支払って進んでいくものです。現金は調達が容易のため、進むことは困難ではありません。それなりの支出がありますが、ボーナスが学生なので、進む魅力はあります。
 タイプ3は、マスターや教授の行動を、支払いとして使うものです。もっとも支払いが難しいものと思います。特に、カードEにある「マスター1人を箱に捨てる(=2度と取り戻せない)」「マスター全員を行動不能にする」などは、ゲームの最終版で、研究トラックの順位を死守したい事情がない限り、進めそうにありません。しかも、得られるボーナスは、勝利点10点であり、ゲーム中では(拡大再生産という意味で)役に立ちません。
 最後のタイプ4は、本の支払いですが、異なる3色の本を要求されている個所があり、この調達が難航します。緑ステップをうまく組み合わせて進まないと途中で止まってしまう、難しいトラックだと思います。ボーナスはダカットなので、それなりにモチベーションはあります。

 研究ステップを進むためのコストですが、おおむね以下のようになっています。
・カードA:3ダカット×3ステップ=9ダカット
・カードB:4ダカット×4ステップ=16ダカット
・カードC:5ダカット×4~5ステップ≒23ダカット
・カードD:6ダカット×5ステップ=30ダカット
・カードE:7ダカット×5ステップ=35ダカット

 また、各マイルストーンで得られるボーナスの価値は、おおむね以下となります。上述のコストを差し引いた収支を、カッコ内に記載しました。
・カードA:5ダカット (収支:マイナス4ダカット)
・カードB:7ダカット (収支:マイナス9ダカット)
・カードC:10ダカット (収支:マイナス13ダカット)
・カードD:12ダカット (収支:マイナス18ダカット)
・カードE:15ダカット (収支:マイナス20ダカット)

 上の収支計算から、研究ステップを進むことは、直接的にはマイナス収支となります。すなわち、直接のボーナスだけを目標に研究ステップを進むのは、合理的ではありません。通常は、無理に先に進むよりも、他者との相対的な順位が大事になります。1位であれば本の評判が上がり本を売りやすくなりますし、高位の学生を獲得しやすくなります。逆に、4人プレイで4位になると、高位の学生の取得に自分の本が使えなくなって、本を買ってくれる人もいなくなります。2位と3位はあまり差がないので、こだわる意味は薄いです。積極的に1位を維持するか、4位を避けるか、のいずれかが、基本的な研究トラックでの戦略となるでしょう。

 なお、私たちのゲームでは、研究トラックの最終的な到達点はマイルストーン3が平均的です。教授などの魅力的なボーナスが無い限り、無理に研究ステップを進めることは行わない傾向です。(反面、マイルストーン5に教授がある場合、全員がそこまで到達した、ということもありました。)


★栄光タイル:胸像aは早期獲得を目指せ!
 ゲームの流れを時に大きく左右するのが、胸像の獲得です。胸像をとると、その学長の効果を追加で使えます。自分の学長との組合せによっては、非常に強力な効果を得られます(例えば、教会ボーナスのエラスムスと、スペース改善のペレイラの組み合わせなど)。
 栄光タイルにはa、b、cがあり、それぞれの条件の傾向は、以下の通りです。
a)ダカット(または研究マイルストーン)
b)学生(または学生と研究マイルストーン)
c)教授(または教授と学生)
20210417za02.jpg

 これらの中で、序盤にもっとも達成しやすいのが、aのタイルで、「25ダカット」と「辞書4冊と15ダカット」です。これらは、セットアップカードの選択で、最初から狙いやすいです。aタイルのボーナスはマスター1人追加なので、1ラウンド目にこれを達成できれば、非常に強力です。
 同じaタイルでも、研究マイルストーン3は難しいです。私たちのゲームでは、ゲーム終了時のマイルストーンの平均値が3ですので、最終盤まで達成できないことになります。このタイルが出たら諦めて、他の条件からのマスター追加を狙ったほうがよいかもしれません(研究トラックのセットアップにもよりますが)。

 bのタイルとcのタイルですが、教授1人獲得≒学生2人獲得の労力なので、おおむね同等の難易度となります。自分の学長の性格や、得られる学長の種類などによって、どちらかに狙いを付けて進めていくのが、見通しがよいと言えます。
 bタイルの中では、4種類の学部から1名ずつ、が、早期に獲得しやすいと感じます。しかも、この達成をすると、学生の永続効果のバランスがよくなって、最終的な高得点につながる傾向があるようです。学生7名のタイルも見通しが立てやすく、その通過点には学生6名でのマスター追加もあるので、達成しやすいと思います。残る高位の学生3名+研究2ですが、これは狙っていかないと達成は難しく、終盤近くの獲得になりそうです。
 bタイルの達成ボーナスは辞書と教科書なので、その先の教授や学生の獲得に役立ちます。中盤から終盤の通過点として、ぜひ獲得したいボーナスです。

 cタイルはいずれも早期の達成は難しく、終盤近くになると思います。私たちのゲームでは、教授の平均獲得数は4人、高位の教授は2人取れれば上々です。かなり慣れて来ないと、なかかな達成できない条件ではないでしょうか。これらcタイルの中では、教授3名+低位学生4名が、比較的達成しやすいかもしれません。
 達成ボーナスは緑の研究ステップ2歩です。この時点になると、研究トラックをかなり上まで進んでおり、黒ステップでは進行が難しくなっているはずです。タイミングよくボーナスを達成することで、研究レースを1歩抜きんでて、1位の獲得を狙いたいところです。

 参考まで、aタイルを早期に達成するためのアイデアを書いておきます。

◎25ダカット
・セットアップで現金を集める。
・コペルニクス(本棚収入2倍)やペレイラ(教会最大12ダカット)を選ぶ。
・1ラウンド目に教会を最大限使う。
・25ダカットになるまで現金を使わない。

◎15ダカット+辞書4冊
・セットアップで辞書を集める。
・ビリングッチョ(教室B学生で辞書ボーナス)を選び、早期に1人目の学生を取る。
・1ラウンド目に教会を最大限使う。
・15ダカットになるまで現金を使わない。



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