家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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ボードゲーム「アルマ・マータ」を買ってから、その楽しさに取りつかれてしまいました。次のボードゲームをどれにするか、物色しています。


★「アルマ・マータ」が発端、ボードゲーム中毒に!
 今年(2021年)の娘10歳の誕生日に、「アルマ・マータ ~我らが母校(Alma Mater、アルママータ)」というボードゲームを買いました。プレイヤーは大学の学長となって、教授や学生を集めたり、研究を進めたりして、大学を立派に成長させることを目指します。多数のカードやタイル、本のミニチュアや各種コマなど、使用アイテムがとても豪華です。公称プレイ時間は90~150分で、実際に私たちが遊ぶと3~4時間もかかる「重量級ボードゲーム」です。
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 このゲームがあまりに面白くて、半ば「中毒」になっています。1ヶ月半ほどの間に、家族でのプレイは15回以上、1人用(非オフィシャル)では20回近く遊んでいます。ほぼ毎日遊んでいるのでは、というほどの勢いです。

 ボードゲームと言えば、いままで「スコットランドヤード」や「カタン」など、所要時間が短め(とはいえ1~2時間)のものしか、遊んだことがありませんでした。しかし、これらのゲームは、残念ながら、あまり進んで遊びたいと思いませんでした。運の要素が多かったり、待ち時間が長すぎたり、というのが理由です。

 しかし、この「アルマ・マータ」で、「重量級ボードゲーム」と呼ばれる長時間を要するゲームの魅力を知り、その魅力にとりつかれてしまいました。待ち時間があるのは違いないのですが、待っている間にもたくさん考えることがあって、待ち時間が長いとは感じにくいのです。運の要素が少ないため(アルママータの場合は全くない)、サイコロを振るまで何ができるか分からない、ということがありません。したがって、他の人の番の間に次の手をじっくりと考えて、先の見通しを立てることができるのです。

 アルママータの成功に味を占めて、現在、次のボードゲームを物色する日々が続いています。


★次のボードゲーム、候補はどれ?
 実は、アルマ・マータを購入するときに、他に対抗するボードゲームがないか、検討をしていました。そのときに挙げたのは、以下のゲームでした。
・チケット・トゥ・ライド
・ジャアク教授と時限要塞
・アグリコラ
・イマジナリウム
・ツォルキン:マヤ神聖歴
・コインブラ

 今回、アルママータを遊んでみて、私にとって、以下の点が選定上の重要ポイントだと感じました。
1)公称プレイ時間は1時間以上。じっくり時間をかけて楽しみたい。
2)相手をジャマする要素は、少なめがよい。特に、直接攻撃の要素があると、子供たちへのダメージが大きく、遊びにくいです。
3)罰金や罰則のような要素は、少なめが良い。これも特に子供が、直接的な減点を嫌がるためです。
4)運の要素がほどよく入ったものがよい。アルマ・マータは運がまったくなく、時に締め付け感が強すぎると感じます。
5)雰囲気と絵柄が気に入ったもの。ここがピンとこないと、繰り返し熱中できません。

 以上の観点を踏まえると、上に挙げたゲームは、多くが今一つに見えます。具体的には、
・チケット・トゥ・ライド →プレイ時間が短い(30-60分)
・ジャアク教授と時限要塞 →プレイ時間が短い(30-45分)
・アグリコラ →食料不足の罰則がある、テーマ(農場経営)に魅力を感じない
・イマジナリウム →絵柄が気持ち悪い。
・ツォルキン:マヤ神聖歴 →絵柄が今一歩。

 残されるのは、「コインブラ」一点になります。こちらは、アルマ・マータと同じイラスト担当(実は、アルママータの登場人物の多くは、このコインブラのイラストがそのまま流用されている。)ということで、明るくにぎやかな雰囲気がとても好みです。


★次のゲームはこれだ! 再検討の結果は…
 候補が1個になってしまったので、あらためて、候補の追加を検討することにします。アルマ・マータを買ったときとは違い、その後ボードゲームがらみのサイト[1][2]を研究し、知識をつけた私です。アルマ・マータを実際にプレイして、良い点・悪い点を踏まえて、我が家にフィットするゲームを選べるはずです。
[1]ボドゲーマ
[2]BoardGameGeek

 そして、あらためて、以下を候補としました。
1)コインブラ
2)アルナックの失われし遺跡
3)テラフォーミング・マーズ




 以下が検討結果です。さて、ピッタリのゲームが見つかるでしょうか。


1)コインブラ
 前回も候補に挙がった「コインブラ」。大航海時代のポルトガルの町・コインブラを舞台に、プレイヤーは地元の名士として活躍します。議会や商人、教会、大学への影響力を高めて、いちばんの名声を得ることが目的です。


 ゲーム内容については、各種ユーザレビューがあるのですが、もっともよい方法は、実際のマニュアルを読むことです。マニュアルのレイアウトや絵柄などからも、ゲームの雰囲気が我が家になじむかのヒントを得られます。コインブラのマニュアル(英語版)は、サイト[3]から参照できます。
[3]Board Game Geek: Coimbra- EN Rules



 マニュアルを見て、ゲームの遊び方が分かりました。概略をまとめると、以下の通りです。
1)町の横に、議員、商人、僧侶、学者、の人物カードをランダムに並べる。
2)サイコロを振る。
3)プレイ順に、サイコロにプレイヤー色の台座を付け、どれかの町に置く。
4)町ごとに、サイコロの目の大きい人から順に、カードを選ぶ。
5)選んだカードを取るには、サイコロの目のぶんだけ所定種類のリソースを支払う。
6)カードには効果があり、収入量やポイントが増えたり、巡礼を進められる。
7)ボーナスとして、カード間の相乗効果や、巡礼ボーナスなどがある。
8)ラウンドの終わりに収入がある。以上を繰り返す。

 基本的には、サイコロを置いて、カードをとるだけのゲームです。カードのさまざまな効果は、カードを出すという行為でなく、取るときに発動される、というのが独特な(ゆえに理解しにくい)ルールと感じました。カードの効果についても、直接リソースをもらえるのでなく、リソースの収入量を増やすような効果があります。その場でリソースを得るのでないので、先を読まねばならず、かなり見通しを立てにくいのでは、と思いました。しかも、カードは毎ラウンド、ランダムに配置されます。複数カードの相乗効果が特徴のゲームのはずですが、次にどんなカードが現れるか分からない、では、結局行き当たりばったりになってしまいそうな不安があります。
 こうした複雑性・先の見通しの立てにくさに加えて、このゲームでは、巡礼や投資などの要素もあります。巡礼は、入手カードに応じてコマを進め、所定コマに到達するとボーナス(や永続効果)が得られるもの。投資は、ゲーム終了時にその条件を満たすと、勝利点になるもの。いずれも「盛り込みすぎ」の感が否めず、かなり不明瞭な見通しの上で進めることになりそうです。
 要素は多くて楽し気なのですが、「カードの組み合わせの妙」という中核部分に、偶然の要素が大きく絡むのが気になります。結果的に「何度遊んでもどうすればよいか分からない」となってしまいそうです。残念ながら、今回は、候補から外すことにしました。


2)アルナックの失われし遺跡
 今回の私のイチオシがこちら! 「アルナックの失われし遺跡(Lost Ruins of Arnak)」です。


 こちらは、メーカーにより日本語版の説明書が用意されています[4]。探検日誌風の構成になっていて、ワクワク感が半端ではありません。すぐにでも遊びたくなってしまう私です。
[4]Czech Games Edition: Lost Ruins of Arnak - Downloads



 ゲームシステムは、デッキ式カードゲームとワーカープレイスメントの組合せ、とも言われます。しかし、説明書を見る限り、基本的にはカードを使って行動をする、シンプルなルールのようです。考古学者コマがいっけんワーカーふうですが、カードの使用時に支払うリソースの一種と考えたほうが、ルールを理解しやすいと思いました。カードを共通の山からでなく、プレイヤー個々の「デッキ」から引く、という遊び方は、我が家ではまだ経験がありません。新鮮な経験になりそうで、この部分も楽しみです。また、カードには当初公開されていないものもあり、ランダム性と計画性のほどよいバランスが期待できます。
 ゲーム内容は、新しい場所を発見したり、発見した場所には「守護者」というモンスターが出てきたり、それを倒したり逃げたりと、探検気分を存分に楽しめそうな内容になっています。長男6歳も、かなり気になっている様子です。
 日本語版は2021/2発売ですが、話題作らしく、品切れまたはプレミアム価格(定価7700円→2021/4現在9500円)になっています。在庫が補充されることがあれば、ぜひ買いたいと考えています。


3)テラフォーミング・マーズ
 このゲーム「Terraforming Mars(テラフォーミング・マーズ)」は、海外ボードゲームファンサイト「BGG(Board Game Geek;ボードゲームギーク)」でたいへん高い人気を得ているものです。プレイヤー全員が「火星を地球化する」目標を掲げますが、それに一番寄与した人が勝つというゲーム。


 日本語の説明書が、国内販売業者のアークライト社から開示されています[5]。
[5]アークライト:テラフォーミング・マーズ



 ルールは、カードを手札から切って(プレイして)、そこに書かれた効果を発動する、というシンプルなものです。カードの効果を得るには、所定のコスト(お金、種々の材料など)が必要です。そして、カードの効果によって、火星の酸素濃度を高めたり、温度を上げたり、都市や緑地を作ったりと、「地球化」を進めることができます。各種のカードには、リアルさを感じされる「うんちく」が記載されており、ゲームの雰囲気を高めています。

 科学の要素が、ふんだんに入っています。「リケジョ・リケダン」を目指すキッカケを子供たちにそれとなく与えようと目論んでいる私にとって、非常に興味深いゲームです。ただ、カードを次々に並べていくだけ、というプレイ感がいかがなものか、というのが懸念点ではあります。また、小さなキューブを平らなボードの上で所定のマスに配置する必要があるため、ちょっとしたはずみでズレてしまいそうです。小さな子供(4歳・6歳)がいる状態で遊べるか、不安があります(キューブの扱いを改善するためのボードが、非公式ながら販売されているようです)。入手性は良いのですが、これら不安から、現時点では「次点」としておきます。


★まとめ:次のボードゲームが楽しみです
 「アルマ・マータ」の濃厚なプレイ感に味を占めて、次のボードゲームを探しています。以下3点を検討しました。

1)コインブラ
・良い点:アルママータと似た、明るく楽し気なイラストと雰囲気。
・悪い点:カード集めにランダム性が強く、カードの相乗効果を計画する魅力が削がれそう。

2)アルナックの失われし遺跡
・良い点:探検気分を存分に楽しめそうな雰囲気とシステム。
・悪い点:プレミアム価格で入手性が悪い。

3)テラフォーミング・マーズ
・良い点:BGGで人気があり、間違いなく面白いはず。
・悪い点:小さいキューブの精密な配置があり、小さな子供と一緒に遊ぶときに懸念。


 当面の購入候補は、1)アルナック(通常価格になったら)、2)テラフォーミング・マーズ(改善版ボードの購入も検討)、とします。




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