ドイツSIKUに似た精密ミニカー、「KAIDIWEI(カイディウェイ)」のダンプ・トラック「1/87 Dumper」を入手しました。
写真はSIKUに類似していますが、現物はどうなのか、確認結果を示します。
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★SIKU廉価版?「KAIDIWEI」ミニカーに大注目!!
ドイツSieper社(ジーパー社)のミニカー、「SIKU(ジク)」が好きです。建機や農機(トラクター)を中心に、買い集めています。トミカにはない精密感と、スケールを揃えて集められる(1/87、1/50、1/32など)点が、気に入っているポイントです。

ただ、このSIKUは、たいへん高価で、おこづかいが足らなくなります。そこで見つけたのが、「KAIDIWEI(カイディウェイ)」という、中国メーカー[1][2]です(→詳しくは、こちらの記事)。KAIDIWEIは中国語表記で「凯迪威」、ピンインで「kai(3)di(2)wei(1)」と読みますが、意味は分かりませんでした。
[1]广东凯迪威文化股份有限公司:http://www.bosinytoys.com/
[2]Guangdong KAIDIWEI Culture:http://www.gdkdw.cn/En/Index?isok=ok
そして今回、KAIDIWEIの「アーティキュレート・ダンプトラック」を買いました。外観は、SIKU・SK1877に似ています。SIKUは約2600円ですが、このKAIDIWEIは、なんとアマゾンで約800円でした。(アマゾン通販サイトでは「KAIDIWEI」の明記はなく、写真でロゴが確認できるのみでした。)商品名は、「KDW Alloy car models: 628701 Dumper」です。

★現品確認!KAIDIWEIを買うべきか?
さっそく、現品を確認します。商品は、豪華な箱入りです。パッケージは、中国語オンリーの表示です。中国の業者から発送され、実際の納期は注文から10日間程度でした。箱の一部にツブレがありましたが、許容範囲です。

箱の中には、説明書も同梱されていました。これも中国語表記です。1:50スケールを中心に、なかなかのラインナップが揃っているようです。

さて、肝心の本体です。外観は、SIKUに似ているのですが、残念ながら、一見して「安っぽい」印象を受けてしましました。実際、安いのですが。安さの一因は、テカテカとした、彩度の高い塗装にあると思います。SIKUのような「落ち着き」がないのです。

塗装は、ムラがあるように感じます。特に荷台部分は、ザラザラとした「梨地」になってしまっています。SIKUのクオリティの高さ(逆にいえばオーバースペック)を、あらためて感じることになりました。

それと、気になったのが「ニオイ」です。浮き輪のような、ビニールの強いニオイがします。おそらく、タイヤが塩ビ製なのではないか、と推察しています。このタイヤも、テカテカと光っていて、安っぽいです(SIKUはゴム製でした)。ただし、耐久性には優れているかもしれません。

タイヤは6個あるのですが、私の個体では、中間の2個が接地していませんでした。アーティキュレート部の芯が、曲がっているように見えます。手で転がすと、中央の2個のタイヤは回転せず、ちょっとカッコウワルイです。

しかしながら、プレイバリューは優れています。荷台部分のチッピング動作と、アーティキュレート・ダンプ特有の関節部のステアリング&ローリング動作が、きちんと再現されています。砂場遊びで活躍しそうです。

ディティールの確認です。このダンプ・トラックは、実車の再現ではなく、オリジナル商品の位置づけのようです。「KAIDIWEI」ロゴが入っています。「A40D」は、SIKUのものと同じ型式名です。

車体裏面です。プラスチックパーツで、きちんとしたディティールが彫刻されています。「KDW」のロゴが確認できます。

総括すると、見た目は安っぽいものの、SIKU相応の精密なディティールと、遊べるギミックが搭載されており、しっかりした作りのミニカーだと感じました。 どうしてもSIKUが欲しい、ということでなければ、十分満足できる商品だと思います。法外な価格のSIKUに比べると、値段相応の品質を持った、「確かな商品」だと感じました。
★SIKUと外観が酷似!違いを徹底比較
さて、このKAIDIWEIのダンプトラックですが、SIKUのダンプトラック「SIKU SK1877 Volvo A40D Dumper Truck」と、外観が酷似しています。このSIKUを所有していた(現在は紛失)ので、写真で比較してみましょう。価格はKAIDIWEIが800円、SIKUが2600円です。
以下、左がKAIDIWEI、右がSIKUです。まずは塗装色の違いと、ロゴの違いが目につきます。SIKUはライセンス商品で、実車名「VOLVO A40D」が入っています。それ以外は、サイズを含めて、コピーかと思うほど、類似しています。

ギミックも同様。荷台の傾斜と、アーティキュレートの動作。ダイキャスト部品(ボンネット、荷台、後部シャーシ)については、同一金型を使っているのでは、と思うほど、酷似しています。プラスチックパーツは、ごく僅かな形状の相違があるようです(例えば、キャビン後方のエキゾースト・パイプの形状)。


正面です。SIKUはVOLVOの正しいマーク。KAIDIWEIは、微妙に異なり、VOLVOではないことを主張している(のか?)ようです。プラスチック部品の成形色も、わずかに違うようです。(SIKUはグレー、KAIDIWEIはブラック。)

裏面には、同じ箇所(車体前部)に、ブランド・ロゴが入っています。KAIDIWEIは「KDW」、SIKUは「SIKU」です。SIKUは「CEマーク」を取得していますが、KAIDIWEIにはありませんでした。ロゴをのぞくと、パーツの形状から固定方法まで、きわめて「ソックリ」です。

★まとめ:KAIDIWEIは、値段相応の「確かな商品」!
「KAIDIWEI」は廉価ながら、しっかりしたディティールと、ギミックが搭載され、全体に好感の持てる商品でした。 SIKUと比べると安っぽく見えてしましますが、値段相応の品質を持った、「確かな商品」だと感じました。なかなか、悪くないと思います。
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写真はSIKUに類似していますが、現物はどうなのか、確認結果を示します。
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★SIKU廉価版?「KAIDIWEI」ミニカーに大注目!!
ドイツSieper社(ジーパー社)のミニカー、「SIKU(ジク)」が好きです。建機や農機(トラクター)を中心に、買い集めています。トミカにはない精密感と、スケールを揃えて集められる(1/87、1/50、1/32など)点が、気に入っているポイントです。


ただ、このSIKUは、たいへん高価で、おこづかいが足らなくなります。そこで見つけたのが、「KAIDIWEI(カイディウェイ)」という、中国メーカー[1][2]です(→詳しくは、こちらの記事)。KAIDIWEIは中国語表記で「凯迪威」、ピンインで「kai(3)di(2)wei(1)」と読みますが、意味は分かりませんでした。
[1]广东凯迪威文化股份有限公司:http://www.bosinytoys.com/
[2]Guangdong KAIDIWEI Culture:http://www.gdkdw.cn/En/Index?isok=ok
そして今回、KAIDIWEIの「アーティキュレート・ダンプトラック」を買いました。外観は、SIKU・SK1877に似ています。SIKUは約2600円ですが、このKAIDIWEIは、なんとアマゾンで約800円でした。(アマゾン通販サイトでは「KAIDIWEI」の明記はなく、写真でロゴが確認できるのみでした。)商品名は、「KDW Alloy car models: 628701 Dumper」です。

★現品確認!KAIDIWEIを買うべきか?
さっそく、現品を確認します。商品は、豪華な箱入りです。パッケージは、中国語オンリーの表示です。中国の業者から発送され、実際の納期は注文から10日間程度でした。箱の一部にツブレがありましたが、許容範囲です。


箱の中には、説明書も同梱されていました。これも中国語表記です。1:50スケールを中心に、なかなかのラインナップが揃っているようです。


さて、肝心の本体です。外観は、SIKUに似ているのですが、残念ながら、一見して「安っぽい」印象を受けてしましました。実際、安いのですが。安さの一因は、テカテカとした、彩度の高い塗装にあると思います。SIKUのような「落ち着き」がないのです。

塗装は、ムラがあるように感じます。特に荷台部分は、ザラザラとした「梨地」になってしまっています。SIKUのクオリティの高さ(逆にいえばオーバースペック)を、あらためて感じることになりました。

それと、気になったのが「ニオイ」です。浮き輪のような、ビニールの強いニオイがします。おそらく、タイヤが塩ビ製なのではないか、と推察しています。このタイヤも、テカテカと光っていて、安っぽいです(SIKUはゴム製でした)。ただし、耐久性には優れているかもしれません。

タイヤは6個あるのですが、私の個体では、中間の2個が接地していませんでした。アーティキュレート部の芯が、曲がっているように見えます。手で転がすと、中央の2個のタイヤは回転せず、ちょっとカッコウワルイです。

しかしながら、プレイバリューは優れています。荷台部分のチッピング動作と、アーティキュレート・ダンプ特有の関節部のステアリング&ローリング動作が、きちんと再現されています。砂場遊びで活躍しそうです。


ディティールの確認です。このダンプ・トラックは、実車の再現ではなく、オリジナル商品の位置づけのようです。「KAIDIWEI」ロゴが入っています。「A40D」は、SIKUのものと同じ型式名です。

車体裏面です。プラスチックパーツで、きちんとしたディティールが彫刻されています。「KDW」のロゴが確認できます。

総括すると、見た目は安っぽいものの、SIKU相応の精密なディティールと、遊べるギミックが搭載されており、しっかりした作りのミニカーだと感じました。 どうしてもSIKUが欲しい、ということでなければ、十分満足できる商品だと思います。法外な価格のSIKUに比べると、値段相応の品質を持った、「確かな商品」だと感じました。
★SIKUと外観が酷似!違いを徹底比較
さて、このKAIDIWEIのダンプトラックですが、SIKUのダンプトラック「SIKU SK1877 Volvo A40D Dumper Truck」と、外観が酷似しています。このSIKUを所有していた(現在は紛失)ので、写真で比較してみましょう。価格はKAIDIWEIが800円、SIKUが2600円です。
以下、左がKAIDIWEI、右がSIKUです。まずは塗装色の違いと、ロゴの違いが目につきます。SIKUはライセンス商品で、実車名「VOLVO A40D」が入っています。それ以外は、サイズを含めて、コピーかと思うほど、類似しています。


ギミックも同様。荷台の傾斜と、アーティキュレートの動作。ダイキャスト部品(ボンネット、荷台、後部シャーシ)については、同一金型を使っているのでは、と思うほど、酷似しています。プラスチックパーツは、ごく僅かな形状の相違があるようです(例えば、キャビン後方のエキゾースト・パイプの形状)。




正面です。SIKUはVOLVOの正しいマーク。KAIDIWEIは、微妙に異なり、VOLVOではないことを主張している(のか?)ようです。プラスチック部品の成形色も、わずかに違うようです。(SIKUはグレー、KAIDIWEIはブラック。)


裏面には、同じ箇所(車体前部)に、ブランド・ロゴが入っています。KAIDIWEIは「KDW」、SIKUは「SIKU」です。SIKUは「CEマーク」を取得していますが、KAIDIWEIにはありませんでした。ロゴをのぞくと、パーツの形状から固定方法まで、きわめて「ソックリ」です。


★まとめ:KAIDIWEIは、値段相応の「確かな商品」!
「KAIDIWEI」は廉価ながら、しっかりしたディティールと、ギミックが搭載され、全体に好感の持てる商品でした。 SIKUと比べると安っぽく見えてしましますが、値段相応の品質を持った、「確かな商品」だと感じました。なかなか、悪くないと思います。
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