ムク床フローリング、ウッドデッキなどのメンテナンスに使う、「ワトコオイル」の使い方と、商品リストを紹介します。
★ムク床フローリングは、メンテナンスが必要だ!
我が家の床は、いわゆる「ムク材(無垢材)」のフローリングです。ムク床は、ほったらかしだと良くないようで、定期的なメンテナンスが必要とされます。

メンテナンスには「ワトコオイル」を使うのがよい、と大工さんに言われました。ワトコオイルは、木材向けの塗料の一種で、亜麻仁油を主成分に塗装しやすいよう配合された塗料です[1]。通常の塗料のような塗膜は作らず、木材に浸透して、木材を保護するタイプの塗料とのことです。国内では、北三株式会社(ホクサン;HOXAN)が取り扱っています。
[1]北三株式会社:ワトコオイル
https://www.hoxan.co.jp/watco/
ご参考まで、ワトコオイルの紹介動画を、埋め込んでおきます。
★「ワトコオイル」の塗り方の基本
詳しい塗り方は、北三株式会社のホームページ[1]に書かれています。これによると、以下の手順で塗ります。
1)表面の汚れを取り除く。
2)サンドペーパー(#240以上)で研磨する。
3)オイルを塗布する。
4)15~30分、放置する。
5)ウエスで表面に残ったオイルをふき取る。
6)1時間程度乾燥させる。
7)再度、薄く塗布する。
8)必要に応じ、耐水ペーパー(#240~#400)で研磨する。
9)ウエスで表面に残ったオイルをふき取る。
10)24時間以上乾燥させて、完成。
本来は、上にしたがって作業をするのが好適なのでしょうが、私の場合、家じゅうの床に使い面積が広いので、1度塗りだけで済ませています(サンド―ペーパーによる磨きも省略)。表面に残ったオイルのふき取りは、面倒なのですが、これを怠ると表面にベタつきが残ってしまうので、欠かせない作業です。
★余分な塗料が残ると、ベタつくので注意!
今回、ワトコオイルを塗ったのは、リビングの横にある小部屋、通称「ヌック」です。家族みんなの、くつろぎの場になっています。

道具の準備が必要です。ワトコオイルを入れる容器と、ハケを用意しました。ハケは、何種類か試しましたが、塗料をあまり保持しない、太くて固めの毛が良いように感じました。細かい毛のハケだと、毛が抜けやすいのと、塗料を含みやすく、塗膜が厚くなりがちで、ワトコオイルには不向きです。

床には、ずいぶんとキズが付いていますが、キズの凹み部分にも、塗料がいきわたるように塗ります。塗膜は、これだと薄いかなー、と思うぐらいでよいようです。あまり厚く塗ると、塗った後にふき取る量が多くて、もったいないです。また、ふきとりが不十分だと、木材の上でオイルが固化して、ベタベタになってしまいます。

ひととおり、塗り終わりました。この後、30分ほど乾燥させます。1時間以上たつと、塗膜が固くなって、ふき取りにくくなるので、注意が必要です。

乾燥した結果です。オイルの大部分は、木材に吸収されて、ウェット感がなくなっています。部分的に、塗料が浮き上がったように見える箇所があるので、そこをウエス(古布)でふき取ってあげます。ふき取らないと、あとでベタつきが残ってしまうので、この工程は省略できません。

一般的な塗料のような、ツーンとしたニオイがなく、普通に家族が過ごしている日でも、使えます。本来は、丸1日以上、乾燥させるべきなのですが、小さい子供がいると、そうもいきません。生乾きで上を歩いたりしています。我が家のメンバー(私、妻、娘8歳、長男5歳、次男3歳)については、裸足で歩いても、特に肌が荒れることもなく、大丈夫でした(個人差はあると思います)。
★ワトコオイル商品リスト
ワトコオイルには、以下の色の種類があります。我が家では、白木の質感を保てる「ナチュラル」を使っています。
・W-01:ナチュラル
・W-07:ホワイト
・W-08:チェリー
・W-09:マホガニー
・W-10:エボニー
・W-11:ドリフトウッド
・W-12:ミディアムウォルナット
・W-13:ダークウォルナット
容量は、200mL、1L、3.6L、16Lがあるようです。フローリングやウッドデッキを塗る用途で、家庭用としては、1Lが使いやすいと思います。1Lあたり、約10平方メートルを塗布できるようです[1]。
以下、アマゾンへのリンクを作りました。商品の価格チェック、クチコミ・実使用レビューの確認などに、役立つと思います。
★まとめ:ムク材のメンテナンスに、ワトコオイルを塗ろう!
ワトコオイルは、一般的な塗料と違って、ニオイの刺激が少ないのと、ナチュラルな仕上がりが魅力です。子供たちも、おもしろがって、塗っていました(最初だけですが)。

また、屋外のウッドデッキにも、使っています。その他、柱や、つくりつけの家具など、広い範囲に使えるので、切らさないように常備しています。

そんなわけで。ムク材の魅力を長い間維持するために、私は、ワトコオイルを塗っています!!
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★ムク床フローリングは、メンテナンスが必要だ!
我が家の床は、いわゆる「ムク材(無垢材)」のフローリングです。ムク床は、ほったらかしだと良くないようで、定期的なメンテナンスが必要とされます。

メンテナンスには「ワトコオイル」を使うのがよい、と大工さんに言われました。ワトコオイルは、木材向けの塗料の一種で、亜麻仁油を主成分に塗装しやすいよう配合された塗料です[1]。通常の塗料のような塗膜は作らず、木材に浸透して、木材を保護するタイプの塗料とのことです。国内では、北三株式会社(ホクサン;HOXAN)が取り扱っています。
[1]北三株式会社:ワトコオイル
https://www.hoxan.co.jp/watco/
ご参考まで、ワトコオイルの紹介動画を、埋め込んでおきます。
★「ワトコオイル」の塗り方の基本
詳しい塗り方は、北三株式会社のホームページ[1]に書かれています。これによると、以下の手順で塗ります。
1)表面の汚れを取り除く。
2)サンドペーパー(#240以上)で研磨する。
3)オイルを塗布する。
4)15~30分、放置する。
5)ウエスで表面に残ったオイルをふき取る。
6)1時間程度乾燥させる。
7)再度、薄く塗布する。
8)必要に応じ、耐水ペーパー(#240~#400)で研磨する。
9)ウエスで表面に残ったオイルをふき取る。
10)24時間以上乾燥させて、完成。
本来は、上にしたがって作業をするのが好適なのでしょうが、私の場合、家じゅうの床に使い面積が広いので、1度塗りだけで済ませています(サンド―ペーパーによる磨きも省略)。表面に残ったオイルのふき取りは、面倒なのですが、これを怠ると表面にベタつきが残ってしまうので、欠かせない作業です。
★余分な塗料が残ると、ベタつくので注意!
今回、ワトコオイルを塗ったのは、リビングの横にある小部屋、通称「ヌック」です。家族みんなの、くつろぎの場になっています。

道具の準備が必要です。ワトコオイルを入れる容器と、ハケを用意しました。ハケは、何種類か試しましたが、塗料をあまり保持しない、太くて固めの毛が良いように感じました。細かい毛のハケだと、毛が抜けやすいのと、塗料を含みやすく、塗膜が厚くなりがちで、ワトコオイルには不向きです。


床には、ずいぶんとキズが付いていますが、キズの凹み部分にも、塗料がいきわたるように塗ります。塗膜は、これだと薄いかなー、と思うぐらいでよいようです。あまり厚く塗ると、塗った後にふき取る量が多くて、もったいないです。また、ふきとりが不十分だと、木材の上でオイルが固化して、ベタベタになってしまいます。

ひととおり、塗り終わりました。この後、30分ほど乾燥させます。1時間以上たつと、塗膜が固くなって、ふき取りにくくなるので、注意が必要です。

乾燥した結果です。オイルの大部分は、木材に吸収されて、ウェット感がなくなっています。部分的に、塗料が浮き上がったように見える箇所があるので、そこをウエス(古布)でふき取ってあげます。ふき取らないと、あとでベタつきが残ってしまうので、この工程は省略できません。

一般的な塗料のような、ツーンとしたニオイがなく、普通に家族が過ごしている日でも、使えます。本来は、丸1日以上、乾燥させるべきなのですが、小さい子供がいると、そうもいきません。生乾きで上を歩いたりしています。我が家のメンバー(私、妻、娘8歳、長男5歳、次男3歳)については、裸足で歩いても、特に肌が荒れることもなく、大丈夫でした(個人差はあると思います)。
★ワトコオイル商品リスト
ワトコオイルには、以下の色の種類があります。我が家では、白木の質感を保てる「ナチュラル」を使っています。
・W-01:ナチュラル
・W-07:ホワイト
・W-08:チェリー
・W-09:マホガニー
・W-10:エボニー
・W-11:ドリフトウッド
・W-12:ミディアムウォルナット
・W-13:ダークウォルナット
容量は、200mL、1L、3.6L、16Lがあるようです。フローリングやウッドデッキを塗る用途で、家庭用としては、1Lが使いやすいと思います。1Lあたり、約10平方メートルを塗布できるようです[1]。
以下、アマゾンへのリンクを作りました。商品の価格チェック、クチコミ・実使用レビューの確認などに、役立つと思います。
★まとめ:ムク材のメンテナンスに、ワトコオイルを塗ろう!
ワトコオイルは、一般的な塗料と違って、ニオイの刺激が少ないのと、ナチュラルな仕上がりが魅力です。子供たちも、おもしろがって、塗っていました(最初だけですが)。

また、屋外のウッドデッキにも、使っています。その他、柱や、つくりつけの家具など、広い範囲に使えるので、切らさないように常備しています。

そんなわけで。ムク材の魅力を長い間維持するために、私は、ワトコオイルを塗っています!!
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