今回は、オリンパスのミラーレス一眼レフ、「PEN Lite E-PL6」の分解にチャレンジしました。
★分解するぞ!ミラーレス一眼PEN
オリンパスのミラーレス一眼レフ(ノンレフ)、E-PL6を破損してしまいました。コンクリートの床に落下させて、液晶画面が割れてしまったのです。画面が写らなくなって、使えません。費用の点から、メーカーへの修理は困難です(1.5万円程度と予想。このカメラの購入価格は1万円)。自前での修理を試みたのですが、私の技量では、無理そうなことが分かりました。
→過去記事:ミラーレスカメラ・液晶画面の自前交換にチャレンジ!

そのまま捨ててしまうのもモッタイナイので、内部構造の勉強のために、分解をすることにしました。写真を豊富に載せていますので、分解・修理にチャレンジしたい方は、必見です!
★ボディ後面を外す
まずは、ボディ後部を外します。力まかせに分解しようとしたら、さっそく壊してしまいました!
★ボディ後面の分解
ボディ後面には、操作ボタンや、液晶画面が固定されています。
★軍艦部を外す
次は、ボディ上面。いわゆる「軍艦」部分です。軍艦の中には、たくさんのスイッチ類やLEDが、ところ狭しと詰まっているのでした。
★ボディ前面を外す
カメラの心臓部、撮像センサーや画像処理エンジンが配置された、ボディ前面を分解します。
★画像処理エンジン
ついに、カメラの心臓部、撮影ユニットと電装部分に辿り着きました。画像処理エンジンを詳細に観察します。
★撮像センサーと手ブレ補正ユニット
最後に、撮影ユニットです。撮像センサー、手ブレ補正ユニットなど、見どころが満載です!
手ブレ補正部分の動作(X、Y方向の直線運動)は、下の動画のようになっています。おそらく、数ミクロンの位置決め精度で、動いているのでしょう。(マイクロフォーサーズの画素ピッチは、約4ミクロン=1600万画素の場合。)
★まとめ:洗練された部品構成に驚嘆!
オリンパスのデジタル一眼カメラ、PEN Lite E-PL6を分解し、内部を詳細に観察しました。このカメラは2013年発売とあって、さすがに洗練された部品構成だと感じました。以前に分解したフイルムカメラ(1996年発売)と比べると、部品のモジュール化が進んでいることを実感できます。特に、電子部品のはんだ付けは最小限で、組立工程が大幅に簡略になっているように思いました。
この分解によって、E-PL6は、完全に「オシャカ」になってしまいました。1年間も使えませんでしたが、ありがとう、PL6。
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写真日記
★分解するぞ!ミラーレス一眼PEN
オリンパスのミラーレス一眼レフ(ノンレフ)、E-PL6を破損してしまいました。コンクリートの床に落下させて、液晶画面が割れてしまったのです。画面が写らなくなって、使えません。費用の点から、メーカーへの修理は困難です(1.5万円程度と予想。このカメラの購入価格は1万円)。自前での修理を試みたのですが、私の技量では、無理そうなことが分かりました。
→過去記事:ミラーレスカメラ・液晶画面の自前交換にチャレンジ!

そのまま捨ててしまうのもモッタイナイので、内部構造の勉強のために、分解をすることにしました。写真を豊富に載せていますので、分解・修理にチャレンジしたい方は、必見です!
★ボディ後面を外す
まずは、ボディ後部を外します。力まかせに分解しようとしたら、さっそく壊してしまいました!
★ボディ後面の分解
ボディ後面には、操作ボタンや、液晶画面が固定されています。
![]() | ボディ後面の部品を外していきます。 |
![]() | 液晶画面の取り付けねじを外します。 |
![]() | 液晶画面が外せました。当方、以前のチャレンジでは、液晶画面の交換を失敗しています。そのときは、ボディを外さず、液晶画面近くだけを分解しました。 もし、チルト部を含む液晶画面アッシーが手に入るのであれば、今回のように、ボディ後部を外して交換したほうが、リスクが少ないかもしれません。 |
![]() | ボタンは、ねじで固定されています。黒いシールで隠れたねじを外すと。 |
![]() | 再生・消去ボタンを外すことができました。 |
![]() | 右側の操作ボタンは、親指置きの裏に隠れたねじで固定されています。親指置きは、接着剤(?)で固定されていました。 |
![]() | こうして、後部カバーの部品を、取り外すことができました。 カバー裏面は、薄く、黒く塗装されています。何の目的なのか、不明です。 |
★軍艦部を外す
次は、ボディ上面。いわゆる「軍艦」部分です。軍艦の中には、たくさんのスイッチ類やLEDが、ところ狭しと詰まっているのでした。
★ボディ前面を外す
カメラの心臓部、撮像センサーや画像処理エンジンが配置された、ボディ前面を分解します。
★画像処理エンジン
ついに、カメラの心臓部、撮影ユニットと電装部分に辿り着きました。画像処理エンジンを詳細に観察します。
★撮像センサーと手ブレ補正ユニット
最後に、撮影ユニットです。撮像センサー、手ブレ補正ユニットなど、見どころが満載です!
手ブレ補正部分の動作(X、Y方向の直線運動)は、下の動画のようになっています。おそらく、数ミクロンの位置決め精度で、動いているのでしょう。(マイクロフォーサーズの画素ピッチは、約4ミクロン=1600万画素の場合。)
★まとめ:洗練された部品構成に驚嘆!
オリンパスのデジタル一眼カメラ、PEN Lite E-PL6を分解し、内部を詳細に観察しました。このカメラは2013年発売とあって、さすがに洗練された部品構成だと感じました。以前に分解したフイルムカメラ(1996年発売)と比べると、部品のモジュール化が進んでいることを実感できます。特に、電子部品のはんだ付けは最小限で、組立工程が大幅に簡略になっているように思いました。
この分解によって、E-PL6は、完全に「オシャカ」になってしまいました。1年間も使えませんでしたが、ありがとう、PL6。
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![]() この記事のおかげでぼくのPPL6が復活しました。
格安でジャンク品を入手しボディの背面ごと取り替え、液晶表示が復活しました。 白と黒の混在ボディですがなかなかいいですよ。 ひで | URL | 2017/11/11/Sat 10:42 [編集]
![]() ミラーレスカメラ構造みれて感動しました。 精密機械だなと改めて感心
スペックが悪いとか言っている人に見せてあげたい 色んな部品を受注して組み上げているだけかもしれないが細かなところに愛を感じます まいまい | URL | 2017/11/21/Tue 14:36 [編集]
![]() > まいまい さん
コメントありがとうございます。 ひと昔前のキヤノンの一眼レフ(フイルム)のグチャグチャ配線と比べると、このPL6は、見事に部品がモジュール化されていて、まさに「デジタル」といった印象で、洗練された構造だと感じました。当時3万円程度と、驚くほど安価で売られていたのですが、共用部品化や組立の簡便化など、設計技術がコストダウンを支えていた部分も多いと思います。 マツジョン | URL | 2017/11/26/Sun 09:17 [編集]
![]() 格安のE-PL5を購入しましたが、電源がすぐ落ちてしまうので、もう一つE-PL7の訳ありを購入して、モード切替ボタンとシャッターボタン他を移植しようと思い、この記事を参考にバラそうと思ったのですが…手持ちの精密ドライバーだとネジが硬く、歯が立ちませんでした。
どの様な工具を使用されたのでしょうか、ご教授戴ければ幸甚です。 ホームセンターで聞いたのですが、専用工具で扱っていないと言われまして… 何卒よろしくお願い申し上げます。 ![]() こちらの記事を参考にさせて戴き、バラそうとしましたが、手持ちの精密ドライバーでは歯が立ちませんでした。
底面ほかのネジを外すのに使用された工具を教えてください。 宜しくお願い致します。 ![]() > 見澤元彦 さん
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。 使ったのは、サイズが「00番」の、プラスの精密ドライバーです。特殊工具ではなく、ホームセンターやネット通販で購入可能と思います。100円ショップのものだと先端がヘタりやすいので、1本300円程度のものがおすすめです。 ねじが固い場合、まず、ドライバーがねじ頭にピッタリ合うのを確認してください(サイズが違うと、合いません)。そうしたら、片手でドライバーを軸方向に強く押し付けて、ドライバーが外れないように注意しながら、もう一方の手でドライバーをゆっくりと回します。状況によっては、カメラ側を(逆に)回すのも有効です。このとき、ねじにドライバーが密着するよう、注意して下さい。外れると、ねじ頭がつぶれる危険があります。 なお、手元にあるPM2で試しましたが、それほど強い力は必要でないようです。まずは、ドライバーのサイズが適切か、ご確認ください。 以上、うまくいけば幸いです。 マツジョン | URL | 2019/03/20/Wed 06:13 [編集]
![]() はじめまして、二年も前の記事にすいません。
此方の記事のお陰で 手持ちのe-pl5二台と6一台から計二台復活させることができました。 e-pl5パンダ模様と、中身が6の外装5っていうキメラになりました。此方の記事がなければシャッターユニットまで開くことが出来ませんでした。 有り難うございました。 みさご | URL | 2019/10/19/Sat 02:45 [編集]
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