家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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 読むと子供が寝てしまうという、巷で大人気の絵本、「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」を買いました。カール・ヨハン・エリーン(Carl-Johan Forssen Ehrlin)著、飛鳥新社の出版です。英題「The Rabbit who Wants to Fall Asleep」。原著は、スウェーデンの自費出版だそうです。
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 読むだけでお子さんがすぐ眠くなる、というフレコミです。本当でしょうか。


 この本は、「絵本」とありますが、あまり絵は入っていません。文字だけのページもあります。挿絵が少しだけ多めの本、というところでしょうか。本書の最初にある「読み方の手引き」によれば、絵を見せずに、話だけ聞かせるのが良いようです。文字は、ところどころ太字や青字になっていて、それぞれ強調したり、ゆっくり読んだりするのが良いとのこと。
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 巻末の著者メッセージ「日本のみなさんへ」を見ると、本書の主旨は、「眠りたいけれど眠れないで困っている子供の、眠るための手助けをすること」にあります。「子供をさっさと寝かせて、ラクをしよう。」というのは、ちょっとスジが違うようです。(困ったことに、本書の訳者あとがきには、「すぐに子どもが眠ってくれたら、どんなに助かることか…」というのが、親の「切なる願い」とされています。子供の意思に関わらず、とにかく寝かせてしまえば良いということ? それは違うでしょう。)


 で、肝心の効き目ですが、我が家では以下の通りでした。

 娘、5歳:読んでいると、10分ほどで、スーッと寝てしまいました。しかし、もともと寝つきのよい子なので、本書の効果かどうか、判然としません。しかし、寝た後も話を続けてやると、気持ちが良さそうです。(本書には、リラクゼーションの効果があるそうです。)

 息子、2歳:読んでいる間、遊んでいると思ってか、ずっとはしゃぎ続けています。まったく寝る気配がありません。と、思っていると、読み終わった後に寝ました。息子については、読まないほうが効果があるようです。

 本書は、「眠りを手助けするフレーズ」を随所にちりばめることで、眠りやすくなる効果を狙っているようです。したがって、基本的に、言葉を覚えていない/覚えたての2歳くらいまでの子供には、効果がないと感じました。

 逆に、言葉が分かる子で、もう少しで眠れそうなのだけど寝付けない、という場合には、この本を読むと、夢と現実があいまいになって、うまく眠れそうな気がします。まさに「眠りの手助け」です。話のスジが行ったり来たり、脈絡も起伏もなく、あまり面白くないのも、眠くなるポイントでしょう。

 あくまで「眠りの手助け」ですから、「夜、早く寝て欲しい」という親の都合を押し付けるために読んでも、効果は期待できません。子供が寝たがっているのに、なかなか寝られないで困っている。そんなときに役立つ本だと思います。


 なお、この絵本、ぜんぶ通しで読むと30分くらいかかります。ゆっくり読むと効果が高いそうです。何度も読んだので、だんだん上手になってきた気がします。読み聞かせの練習にも、ちょうど良いかもしれません。 


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