家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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【昨日の夕食】
 大晦日から、実家で過ごしました。昨晩(12/2)の夕食は、豪華な「すき焼き」だったのです。
R1021034.jpg
OLYMPUS E-PM2+MZD45mmF1.8;EFL.90mm、F4.0、SS1/125、ISO2500
★米飯

★すき焼き
 100g=800円もする、高級牛肉が入っています。さすが、お正月です。


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【今日のおじさん】子供撮り・バウンス撮影できる外付けフラッシュ比較検討ブログ~オリンパス・ミラーレス一眼PEN
 今回は、マイクロフォーサーズ用の、バウンス撮影ができる「フラッシュ」を検討します。


★室内・子供撮り必須アイテム!「バウンス撮影」フラッシュ
 室内での子供撮りで、困ることがあります。F3.5-5.6などのズームレンズを使うと、シャッタースピードを上げられないことです。シャッタースピードが遅い(1/100以上)と、動いている子供を撮る場合、子供が「動体ブレ」してしまうのです。

 対策として有効なのは、「フラッシュ」です。しかし、普通にフラッシュを使うと、陰影が強調されてしまい、子供がかわいく写りません。
Q5185013.jpg
OLYMPUS E-PM2+LGX45-175mmF4-5.6;EFL90mm,F4.0,SS1/100,ISO400;フラッシュ

 そこで、フラッシュの周囲をアルミホイルで覆う、手製の「リフレクタ」(ディフューザー、レフ板と言うべきか?)を作ってみました。
N5A_0256.jpg

 結果、なかなか良好でした。やわらかい感じで写っていて、シャッター速度も1/100を確保できました。
Q5185012.jpg
OLYMPUS E-PM2+LGX45-175mmF4-5.6;EFL90mm,F4.0,SS1/100,ISO800;フラッシュ+手製リフレクタ


★新しい「フラッシュ」が欲しい!
 ただ、この手製リフレクタには、いくつか問題があります。
・アルミホイルなので、すぐに曲がって壊れる。
・縦位置撮影では、横方向にリフレクトしてしまう。
・光量が少ない気がする。

 そんなわけで、新しい「フラッシュ(外部ストロボ、スピードライト、クリップオンストロボ)」の購入を検討しています。

 選定にあたって、以下を考慮します。

◎ガイドナンバー:発光能力
 フラッシュから出た光は、距離が遠くなるごとに拡散します。したがって、フラッシュから距離Lの位置での光のエネルギ量は、Lの2乗に反比例します。ま た、撮像センサーに届く光のエネルギ量は、F値の2乗に反比例します。以上から、撮像センサーに届くエネルギ量は、(距離×F値)の2乗に反比例します。したがって、放出する光量(エネルギ)が同じフラッシュを使った場合、距離が2倍になればF値は1/2に、F値を2倍にしたら距離を1/2にしないと、同じ明るさの写真を撮れないことになります。
 以上を踏まえて、フラッシュの発光能力(光量=光の強さ×照射時間)を示すのが、「ガイドナンバー:GN」です[1]。ガイドナンバーは、十分な光が届くような、距離[m]×絞り値(F値)で表されます。例えば、ガイドナンバーGN=36の場合、F4の絞りで撮影すると、フラッシュの届く距離は36÷4=9[m]と計算できます。なお、ガイドナンバーは、通常はISO100条件とすることが多いようです。ISO200の場合には、ガイドナンバーはISO100のときの約1.4倍(=√2倍)となります。
 ちなみに、E-PM2付属フラッシュのガイドナンバーGN=7(ISO100)です。

[1]ニコンイメージング:ラッシュの発光量(ガイドナンバー)
https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/24/02.html


◎バウンス撮影:首振りの向き
 フラッシュには、発光部の向きを調整できる「首振り機能」を装備しているものがあります。首振りの方向は、上下だけのものと、上下左右に振れるものがあります。私の場合、子供撮りがメインですので、縦位置での撮影がメイン(80%以上)となります。上下だけの首振りだと、縦位置撮影では横向きのストロボになってしまいます。縦位置撮影で上向きにフラッシュを炊きたい場合には、左右にも首を振れる必要があります。


◎ハイスピードシンクロ:屋外撮影にも対応
 せっかく外付けフラッシュを買うのですから、屋内だけでの使用ではもったいないと思います。屋外でも、フラッシュを使えば、逆光や日陰などでも、子供の表情を明るくとらえることができるはずです。いわゆる「日中シンクロ」です。
 しかし、通常のフラッシュ方式では、使用可能なシャッター速度に制限があります。これは、シャッター幕を用いた「フォーカルプレーン(FP)」式シャッターの場合、シャッター速度が低速時(~1/250くらいまで)と、高速時とでは、シャッター幕の動作が違うことに起因します。すなわち、低速時には、まず先幕シャッターが開き、所定時間の露光後に後幕シャッターが閉じます。一方、高速時には、先幕シャッターが開き始めたすぐ後に、後幕シャッターが閉じ始めます。すなわち、撮像センサー全体が同時に露光するのではなく、スリット状の開口部が上から下に移動しながら、露光されるのです。
 ところが、通常のフラッシュ方式(閃光発光)では、発光直後に光量が最大となり、次第に減衰する特性になっています。このような発光方式ですと、スリット開口が移動する高速シャッターでは、上部近くでは光量が多く、下部近くでは光量が少ない状態で露光されてしまいます。つまり、場所によってフラッシュ光量にムラができてしまいます。これを防ぐために、通常のフラッシュ方式では、シャッター速度の上限(同調速度)が規定されています(E-PM2の場合、同調速度は最短1/250秒)。
 高速シャッターでもフラッシュを使うには、「ハイスピードシンクロ(スーパーFPシンクロ、FPオート)」と呼ばれる機能を持つフラッシュが必要になります。この機能を使えば、高速シャッター時には、露光開始から終了までの間、光量を一定に保つようにフラッシュが発光(フラット発光)されます[2]。

[2]キヤノン:ハイスピードシンクロ
https://cweb.canon.jp/camera/flashwork/ettl2/high/



★純正・サードパーティー、どのフラッシュを選ぶ?
 以上を踏まえて、フラッシュを選定します。メーカー別に見てみます。オリンパスのミラーレス一眼レフ(ノンレフ・マイクロフォーサーズ)には、オリンパス純正のほか、パナソニック品や、サードパーティーの適合品が使えます。ここでは、型落ち品は除外しました。

◎オリンパス
 純正品「エレクトロニックフラッシュ」は3種類[3]。FL-600Rは上下左右に首振り可能で、ハイスピードシンクロも可能です。FL-300Rは首振りが上下のみで、ハイスピードシンクロなし。FL-14は首振り不可・ハイスピードシンクロもありません。純正品の魅力は、カメラとの親和性です。カメラ側を設定するだけで、フラッシュ側も自動で設定される便利さがあります。



◎パナソニック
 パナソニックは、オリンパス同様の「マイクロフォーサーズ」規格のミラーレス一眼カメラを製造しています。ただし、オフィシャルには、フラッシュの互換性は謳われていません[4]。しかし、パナソニックのフラッシュも、オリンパスのカメラに使用が可能なようです。さらに言うと、パナソニックとオリンパスのフラッシュは、中身は同一の製品もあるようです。
 パナソニックの「フラッシュライト」は、FL-580LとFL-360Lの2機種。いずれも上下左右の首振りを搭載し、ハイスピードシンクロも可能です。FL-360Lは、オリンパスFL-600Rの同等品(外観が一部異なる)のようです。



◎サードパーティー
 オリンパスに対応したサードパーティーはいくつかあるようですが、ザッと調べて見つかったのが「メッツ(ドイツ・Metz)」と「ニッシンジャパン」の2社でした。(素人ですので、「オート機能」は必須としました。)

 メッツのストロボ「Mecablitz(メカブリッツ)」は、ガイドナンバー別の豊富な品揃え。日本代理店はケンコー・トキナー[5]で、アフターサービスも安心そうです(ただし修理には時間を要する可能性あり)。24AF-1は発光部分が上下のみ可動するバウンス機構。36AF-5も上下に首振りします。44AF-1、52AF-1の2機種が、上下左右に首振り可能です。そしてハイスピードシンクロ対応は、タッチパネル操作を搭載した52AF-1だけです。


 ストロボ専業メーカー、ニッシンジャパン(ニッシンストロボ)の「ニッシンデジタル」は、i40の1機種。他にないコンパクトさがウリです。上下左右に首振りできて、ハイスピードシンクロにも対応しているようですが、ストロボ側でも個別に設定が必要なようです[6]。



<メーカーサイト>
[3]オリンパス:https://olympus-imaging.jp/product/dslr/accessory/flash/index.html
[4]パナソニック:https://panasonic.jp/dc/g_series/gh4/lens_accessory.html
[5]メッツ(ケンコー・トキナー):https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/lighting/metz/
[6]ニッシンジャパン:https://www.nissin-japan.com/product.html


★徹底比較!どのフラッシュを選ぶ?
 選定にあたって、私の要望は、以下です。
・上下・左右に首振りすること。
・ハイスピードシンクロが可能なこと。
・価格:3万円程度まで


 以上を満たすフラッシュとして、次のものがあります。
・オリンパス:FL-600R
・パナソニック:DMW-FL360L
・メッツ:Mecablitz 52AF-1
・ニッシン:i40



 これらを一覧表にして、スペック比較します。ウスズミ(緑色)の部分が、他に比べて優れているところです。
メーカーオリンパスパナソニックメッツニッシン
形式FL-600RFL-360L52AF-1i40
価格28,00025,00035,00023,000
ガイド
ナンバー
GN36
(ISO100)
GN36
(ISO100)
GN52
(ISO100)
GN40
(ISO100)
首振り下7°~上90°
左右180°
下7°~上90°
左右180°
上0°~90°
左右180°/120°
上0~90°
左右180°
ハイ
スピード
シンクロ
対応
(自動)
対応
(自動)
対応
(自動)
対応
(手動)
対応焦点距離
(35mmEFL)
24-85mm
自動ズーム
24-85mm
自動ズーム
24-105mm
自動ズーム
24-105mm
自動ズーム
ワイドパネル
対応焦点距離
内蔵
16mm
内蔵
16mm
内蔵
12mm
内蔵
16mm
キャッチ
ライトパネル
内蔵内蔵内蔵内蔵
LEDライト白色
100lux@1m
白色
100lux@1m
なし白色
37.5lux@1m
電源単三×4本単三×4本単三×4本単三×4本
発光間隔2.5s2.0s4.0s4.0s
発光回数
(アルカリ
電池)
280回250回140回220回
操作部液晶画面
+ボタン
液晶画面
+ボタン
タッチ
パネル
ダイヤル
サイズ
mm
H104
D98
W62
H104
D98
W62
H134
D90
W73
H85
D85
W61
本体重量255g257g346g203g
※価格はヨドバシドットコム、2016年1月現在。税込、千円単位丸め。ニッシンのみ、アマゾン。


★私の選択=やっぱり純正!の安心感と利便性
 以上を踏まえて、フラッシュを選定しました。ニッシンの小型さは魅力的なのですが、サードパーティーということから、カメラまかせとはできそうになく、設定が面倒そうな不安があります。やはり純正、オリンパスが良さそうです。あるいは、価格が少し安いパナソニックも魅力的です。ただ、純正でない不安があるので、やはりオリンパスが無難かもしれません。


 ガイドナンバーは、どうでしょうか。この2機種のGN=36で、現在所有のE-PM2オマケのフラッシュGN=7に対して、約5倍です。log2(5)=2.3ですから、2段強だけ、シャッタースピードを稼げることになります。つまり、F4・ISO800・SS1/100となっていたところを、F4・ISO800・SS1/400や、F4・ISO400・SS1/200などとできます。これですと、室内での子供撮りに、威力を発揮しそうです。また、GN36÷F4=9[m]ですから、室内での撮影には十分そうです。(バウンスするとして、天井までの距離は約3m、これを2倍して6m。もちろん、反射時に拡散して光量は減りますが。)


 ただ、新品で2万円以上します。購入後の稼働率を考えると、「使い倒せる」とまでは言えそうにありません。サイズが大きすぎて、大げさすぎるので、持ち歩くとは思えないのです。もしも買うとしても、1万円程度までかなあ、と考えています。

 というわけで、ひとまず購入は保留です。純正品について、中古品、型落ち品などを、当たってみたいと思います。


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